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 サンパウロ日伯援護協会のリベルダーデ医療センターは、5月に無料でインフルエンザ予防接種を実施する予定だったが、ワクチン不足のため「中止」となった。各地で流行したため、援協にワクチンが届かず、「延期」が発表されていた。同医療センターの渡辺ワシントンさんによると、日伯友好病院にあったワクチンもすでに在庫が無いという。寒暖の差が激しい折だけに、罹らないように体調管理に気をつけて。
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 15日に行なわれた、ブラジル健康体操協会の創立10周年イベント。会場となった文協大講堂は満員となり、入り口に置かれた熊本大震災への募金箱の前では、お札を入れる姿が頻繁に見られた。集まった募金は約5370レアル。22日にイビラプエラで開催された九州ブロック運動会にて、同協会の川添会長が熊本県人会の田呂丸哲治会長へ手渡したとか。たくさんの人の厚意が今、県人会に集まっている。浄財の送金を実施したら、ぜひ広くコロニアに報告を。
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 『ぶらじる川柳』(ぶらじる川柳社)の209号が5月に発行された。<議員様庶民の税でよく肥り>(那須アリセ)、<目が弱りだんだん書く字でかくなり>(大矢のぶ子)、<悪びれず開き直った汚職族>(荒井花生)、<時計屋で時間が買えるなら買うが>(藤倉澄湖)、<指定席決まらず冥土へ行きそびれ>(堀内のぼる)、<囲碁は打つ将棋は指すと教えられ>(角谷博)、<小言まで親父そっくり似る息子>(青井万賀)、<知らないということを知る八十路かな>(鞠井べる)など、独特の感性が光る作品ばかり。

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