ホーム | 日系社会ニュース | マルシア=初の単独凱旋公演23日!=思い出の舞台、文協大講堂で=梅田大使がサンパウロ市開催に一助
来場を呼びかける(左から)松尾副会長、呉屋会長、桂川富夫会長補佐
来場を呼びかける(左から)松尾副会長、呉屋会長、桂川富夫会長補佐

マルシア=初の単独凱旋公演23日!=思い出の舞台、文協大講堂で=梅田大使がサンパウロ市開催に一助

 歌手でタレントのマルシア(47、三世)=サンパウロ州モジ出身=が23日午後6時から、文協大講堂(Rua Sao Joaquim, 381)で初の凱旋公演を行なうことになった。文協主催、国際交流基金の特別協力。1986年の訪日以来、単独公演を行なうのは初めて。14年に帰伯した際には文協大講堂にも訪れ、「このステージは懐かしい。昔、カラオケ大会で歌ったこともあるから」などと語り、公演を心待ちにしている様子だ。

13年の県連日本祭りでステージに立ったマルシア

13年の県連日本祭りでステージに立ったマルシア


 「マルシアさんが五輪のために来伯し、リオでコンサートをする。その前にサンパウロ市に寄ってもらうことになった。決まったのは先月上旬です」と開催を喜ぶのは呉屋春美文協会長。
 「マルシアさんの来伯を知った後、文協公演の可能性を梅田邦夫大使から伝えられた。仲介にケンブリッジ・コンサルタント代表の河野賢二さんを紹介して頂き、開催が決まった」という。
 売り上げは主に、文協ビル地下一階の改修事業「文化空間プロジェクト」に当てられる。「改修が進んでいないという記事を目にして、梅田大使が心配してくれた」と力添えに感謝を示した。
 マルシア本人も以前から、サンパウロ市公演の希望を口にしていたという。昨年の外交120周年でも計画は持ち上がったが、実現しなかった。「今回の五輪を機にやっと実現できる。マルシアさんからも『楽しみにしている』という声を頂いた」(呉屋会長)と心待ちにした。
 マルシアにとって文協大講堂は、かつてコロニアのカラオケ大会などでも立った思い入れの深い舞台のよう。86年に訪日して3年後にデビュー。13年の県連日本祭りには出演したが、単独公演は初となる。
 「ブラジルから日本で歌手になり、成功した第一人者。コロニアで温かく歓迎しましょう」と来場を呼びかけた。
 公演は約1時間余り、客席との交流も行なわれる予定。チケットは全て指定席。事務局で取り扱っている。第1ブロック(1階前席)が150レアル、第2ブロック(同後席)が100レ、第3ブロック(2階席)が80レ。購入や問い合わせは文協事務局(電話=11・3208・1755、メール=contato@bunkyo.org.br)まで。

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