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健康と繁栄祈り東洋祭り=出店に太鼓、日本文化楽しむ

歓声が上がった太鼓の演奏

歓声が上がった太鼓の演奏

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が主催する年末の風物詩『第48回東洋祭り』が3、4の両日、リベルダーデ広場を中心に開催され、日系・非日系が多く訪れた。
 晴天のなか、大阪橋の大鳥居前に集まった関係者らは、シャペコエンセ搭乗機墜落事故の犠牲者に対して一分間の黙祷を捧げた。引き続き、南米神宮の逢坂和男宮司が導師を勤め、翌年の皆の健康と繁栄を祈って神事が執り行われた。
 神事を終えてテープカットを行うと、歩行者向けに新たに舗装されたガルボン・ブエノ通りを太鼓演奏の先導により、中央舞台へと向かった。式典では藤本哲也第一副会長、中前隆博在聖総領事、林まどか文協副会長、菊地義治援協会長らが出席した。
 羽藤ジョージサンパウロ州議は「今年は皆にとって厳しい年だった。来年は雇用がたくさん創出され、汚職がもっと少なくなるよう願いたい。よいクリスマスと新年をお迎え下さい」と挨拶した。
 その後、複数の団体から構成される迫力ある太鼓演奏や阿波踊りが広場で披露されるなか、熱狂を帯びた来場客が広場を囲み、大歓声が上がった。翌年の皆の幸せを願い菊地会長が乾杯の音頭を取ると、17年がよい年となるよう来場客も一体となって年末を祝った。
 初日は夕方から大雨に見舞われたが、2日目は終日晴天となり、メイン舞台で開かれる様々な余興や、通りに開かれた屋台で日本食を楽しみ、大いに賑わいを見せた。

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