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巨人の選手が指導に来伯=元プロが野球の楽しさ伝える

来社した横川さん

来社した横川さん

 国際協力機構(JICA)はジャイアンツアカデミーとの合同プロジェクトとして、横川史学コーチ(32、千葉)を10、11両日、コーペルコチア・アトレチコクラブに招聘し、指導者向けの講習と、同チームの選手約30人を対象に実践指導を行った。
 横川氏は青山学院大学を卒業後、06年に東北楽天イーグルスに入団。12年に巨人へ移籍し15年に引退した。その後は同球団の育成組織で、幼児や小学生の指導にあたっている。
 今回の事業について「技術ではなく、子どもたちがどのように野球を楽しめるのか。その指導法やメニューの組み方を実際に見て、感じてもらえれば」と期待をのぞかせる。
 競争や点数形式を取り入れ、時間を意識させて「いかに集中力を切らさないよう、先に進む楽しさを感じてもらうかがポイント」という。また当地では用具不足が障害になりがちだが、今回は新聞紙を丸めたものをボールとして代用し、「限られた場所でも楽しめることをもっと知ってもらえれば」と語る。当日は競技の楽しさを工夫して伝えた。
 来社したJICAの小林洋三さん、中野直美さんも、「まだ伯国では取り入れられていない方法」と語り、新たな指導法の浸透により、野球文化のさらなる拡大に期待を寄せている。
 JICAは現在、伯国内に野球指導者10人の日系社会ボランティアを派遣している。日本式の野球指導を通じて、団結意識の向上や礼儀に比重を置いた人間形成にも努めている。

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