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12月 2017の記事一覧

《ブラジル》社会保障制度改革の年内の下院採決は不可能に=議員説得へ、更に譲歩必要=歳出削減効果が一層緩む=「選挙より重要」大手銀行幹部

記者団に囲まれるメイレレス財相(Wilson Dias/Agência Brasil)

記者団に囲まれるメイレレス財相(Wilson Dias/Agência Brasil)  【既報関連】1年にわたる議論の末、正式に、社会保障制度改革の年内採決の可能性は潰え、政府は来年2月19日の下院採決を目指す方針となったと14日付現地各紙は報じた。  社会保障制度改革は国家財政健全化のために避けて通れない道とする政府だが、反 ...

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国際サッカー連盟がブラジル・サッカー連盟会長に90日の停職処分=収賄工作を指揮した容疑で=前会長の裁判で新事実発覚

デル・ネロCBF会長(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agência Brasil)

 国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ブラジル・サッカー連盟(CBF)のマルコ・ポーロ・デル・ネロ会長に対し、90日間の職務停止命令を下した。15日付ブラジル国内紙サイトが報じている。  この決定はFIFAの倫理委員会が下したもので、米国ニューヨークで行われている、ジョゼ・マリア・マリンCBF前会長の裁判での証言などに基づく判 ...

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《ブラジル》鶏・豚肉輸出は20万トン減?=第3四半期の屠殺量は増加も

 ブラジル動物性蛋白質協会(ABPA)が13日、今年の鶏肉と豚肉の輸出量は432万トンで、昨年より1%減るが、金額は昨年比6%増の72億ドルに達する見込みと発表したと13日付G1サイトが報じた。ブラジルは世界有数の食肉生産国で、鶏肉の場合は全世界の輸出量の40%を占める。  だが、ABPAによると、カルネ・フラッカ作戦の影響がな ...

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ブラジル経済格差=上位1割が富の半分以上を独占=わずか1%が3割近く占有

 世界的ベストセラーとなった「21世紀の資本」で知られる、フランス人経済学者のトマ・ピケティ氏が率いる研究グループの調査によると、ブラジルの経済格差の大きさは世界有数で、中東諸国に次ぎ、インドやサハラ砂漠以南諸国と同じ水準である事がわかったと、14、15日付ブラジル国内紙・サイトが報じた。  14日に発表された世界格差調査による ...

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フォルクスワーゲン=ブラジル軍事政権に忠誠尽くした暗い過去=反政府労働者の逮捕などで協力

 ドイツに本社を置く自動車大手のフォルクスワーゲンが14日、同社のブラジル支社が、軍事政権下の1964~1985年に、当時のブラジル軍事政権に忠誠を尽くし、反政府的な労働者の逮捕などに協力していたことを認めた。15日付ブラジル国内紙が報じている。  同社がドイツの歴史学者クリストファー・コッパー氏に依頼した調査の報告書は、14日 ...

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東西南北

 サンパウロ市~パラナ州クリチーバ間をつなぐ高速道として知られるレジス・ビッテンコート高速道の最後の複線化工事が終了し、来週にも正式に使用される見通しだという。この高速道はかねてから交通事故による死者が多い道路として知られていたが、このたび、349キロ~353キロ、356キロ~351キロ間の合計約10キロほどで、複線化工事が終了 ...

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《ブラジル》自然と繋がる神職者=沖縄伝統のかみんちゅ=「あなたを探しに来た」=石を通して神と対話

長浜さん

 沖縄県伝統の神職者「かみんちゅ(神人)」がサンパウロ市で活動している。2000年に沖縄県の神人に呼ばれ、修行を積んだ長浜ベアトリスさん(49、三世)だ。現在はブラジルをはじめペルーやボリビアなど他南米諸国の人々に「拝み」のやり方を教えたり、人生相談を受けている。  長浜さんは神人になる以前、家族と共に子供服専門店を経営していた ...

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《ブラジル》「日本の歴史」講座、最終回迎え=毎回大盛況、来年も継続予定

最後まで満員だった

 今年3月に始まった日本の歴史についての連続講座が10日に最終回を迎えた。ブラジル漫画協会(佐藤フランシスコ紀行会長)と三重県人会(下川孝会長)の共催。「日本を知らないブラジル人に日本の歴史を教える」という目的のもと、全9回に渡って縄文時代から現代までを解説。サンパウロ市の三重県人会で開催し、毎回200人を集める盛況ぶりだった。 ...

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サンパウロ州教育局=本紙のポ語書籍寄贈に感謝=日本祭りの州立学校展示に

協力者の日野さん、カタラン史料センター所長

 7月の第20回県連日本祭りに参加したサンパウロ州教育局の史料センター、マリオ・コヴァス教育参考センターのマリア・クリスチナ・ノゲロウ・カタラン所長(48)、協力者で元職員の日野寛幸さん(71、福岡県)が来社した。  サンパウロ州教育局は日本に関する名前がついた16州立学校に対し、その名前の由来や縁の人物についての生徒に調査させ ...

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援協、ボランティア忘年会=30年に及ぶ奉仕活動を称え

神内ホールで行われた謝恩会

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)は、日伯友好病院などで使用される枕カバー、シーツなどを縫製するボランティアの謝恩忘年会を、5日、援協本部5階の神内ホールで開催した。  同病院設立以前の87年に活動を開始し、その発展を陰ながら支えてきた。現在、メンバーはおよそ20人。リベルダーデ広場近くに一室を借り、週に一度集って、黙々と ...

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