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村崎、伊藤2氏に公館長表彰=地味で長い貢献を高評価

受賞者の村崎氏、伊藤氏とその関係者

受賞者の村崎氏、伊藤氏とその関係者

 在聖日本国総領事館(中前隆博総領事)総領事執務室で先月30日、「在外公館長表彰授与式」が行われ、開拓先没者慰霊碑の元管理人の村崎道徳氏(86、熊本県)とブラジル日本文化福祉協会の日本館運営委員会副委員長の伊藤誠施氏(78、秋田県)の2人に、家族知人らが見守る中、中前総領事から表彰状が授与された。
 中前総領事は挨拶で、村崎さんの貢献に関して「清らかな気持ちでお参りが出来た」と謝意を述べ、「一歩下がって静かに見守る村崎さんの姿が印象的だった」とのべた。伊藤氏の丁寧な館内の説明に関しても「来館者の感銘に繋がっている」と高く評価した。
 村崎氏は20年もの間、イビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑清掃をし、昨年の3月に比嘉清さんと交代した。村崎さんは「日本人である誇りを大切にしてきた」と繰り返し語り、「日本でもまず考えられないような、皇太子殿下などの方と間近に接する機会が与えられ、この仕事をさせてもらって、また日本人に生れて本当に良かった」と受賞を喜んだ。
 日本館でのボランティア活動が今年で53年目となる伊藤氏は、「本当にあっという間だった」と振返った。約300匹のAクラス級錦鯉を飼育するなど「来館者に満足してもらえるよう努めてきた」と熱く語った。サンパウロ市の指定文化財である日本館は、聖市400年祭のおりに、日本移民が寄付を集めて建てた。その管理には大きな責任が伴うため、後継者探しに苦労しているとのこと。
 式後の懇談では、「慰霊碑や日本館周辺でよく落雷がある」との話で盛り上った。日本館修復を手がけた中島工務店が施工した、ジャパンハウスのファサードにも落雷があっては大変との心配まで話題に上った。

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