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ブラジル人向けの日本の歴史講座=漫画協会と三重県人会が共催=200人で熱気あふれる3時間

200人が詰めかけて熱気あふれた第1回講演会の様子

200人が詰めかけて熱気あふれた第1回講演会の様子

 ブラジル漫画協会(Abrademi、佐藤フランシスコ紀行会長)と三重県人会(下川孝会長)が3月26日午前9時から聖市の同県人会館で、『日本の歴史』についての連続講演会(ポ語)の第1回を共催した。「日本を知らないブラジル人に日本の歴史を教えること」を目的とする。参加した200人は縄文~古墳時代について3時間の講演を熱心に聞いた。12月までに9回、近代までの流れを追う予定。漫画協会と県人会が手を組んで、日本の歴史や文化をブラジル社会に広めるという新しい取り組みといえそうだ。

『日本の歴史』講演会のスタッフ(中央が佐藤フランシスコ会長)

『日本の歴史』講演会のスタッフ(中央が佐藤フランシスコ会長)

 佐藤会長自らが前に立ち、日本の外国人留学生向けに作られた「日本史」の教科書を基に、縄文~古墳時代についての66枚にもおよぶスライドを使いながら説明した。
 聴講者を飽きさせないように、「縄文時代には、男は狩りと釣りしてシュラスコを食べたのだろう。今考えると楽な生活に思えるが、その後、水稲耕作と面倒なことをはじめ、男は楽ではなくなった」など関連した冗談を交えながら進めて聴講者を楽しませた。
 また、最後の質疑応答では「神道は日本で生まれたのか」、「古墳は中国にもあるのか」などと質問が尽きず、「これで最後に」となかば強制的に終了させるほどだった。佐藤会長によれば、終演後に講演開催について感謝を告げる人や、次回の授業の申し込みについて質問する人までいたほどの人気ぶりだった。
 また、ランの生産栽培会社オルキダリオ・ソロカミリン(杓田正社長)のランや、子供用絵本の抽選会も行い、来場客を喜ばせた。
 佐藤会長は予想を超えた来場客数に驚きつつも「みな本当に熱心で、日本に興味がある方ばかりだった。これからも頑張りたい」と次回の講演への意欲を見せた。
 次回も三重県人会館(Av. Lins de Vasconcelos, 3352, Vila Mariana)で、30日の午前9時~正午。参加無料だがAbrademiサイト(www.abrademi.com)から要申し込み。三重県人会会員は申し込み不要。

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