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橘和音楽祭成功の秘訣は=年々広がって行く人の輪=音楽と人々への愛が背後に

コーラスとシンセサイザーの生徒達からのプレゼントを受け取る保江氏と早苗氏

コーラスとシンセサイザーの生徒達からのプレゼントを受け取る保江氏と早苗氏

 5月の第1日曜日にサンパウロ市の静岡県人会館で開かれる橘和音楽祭。第5回目となる今年は7日開催で、橘和音楽教室の生徒を中心に100人超がバンドやカラオケの演奏による歌やシンセサイザーの演奏を披露。会衆もそれを見、聞いて楽しむと共に、歌に合わせて踊ったりして、1日を過ごした。
 長年、歌唱指導やカラオケ大会の審査などを行い、昨年は地域社会に貢献した女性の一人としてサンパウロ市から表彰された橘和保江氏と、音楽や音楽教育を専攻し、自宅ではシンセサイザーやコーラスの指導、地域の会館などではカラオケ指導も行う桑原早苗氏は親子だ。
 橘和バンドでギターを弾くオズワルド氏は、保江氏のご主人。保江氏もマンドリンを弾く他、ドラム、シンセサイザー、パーカッション、フルート、ヴォーカル、音響までが、子供やその連れ合いで揃う音楽一家だ。
 出演者は、音楽教室の生徒と、バンドで歌いたいと申し込んできた人などで、モジ市から駆けつけた参加者もいた。
 他のバンドに所属し、音楽祭を見に来た人が、自分達のバンドが演奏しきれなかった曲も難なく弾くのを見て驚いたという話は、橘和バンドのレベルの高さを物語る。息の合った演奏を支えているのは、音楽好きな家族からなるバンドという事実だけではなく、歌い手の選んだ曲をYouTubeなどで何度も聴き、歌い手が歌いやすいよう配慮しながら、練習を重ねてきた故だ。

橘和ファミリー

橘和ファミリー

 腎臓移植手術も受けたオズワルド氏と腎臓提供者の早苗氏は健康面での配慮も必要だが、それを知る生徒達は、バンドとの練習は1度だけというハンディを感じさせない歌を披露。コーラスとシンセサイザーの生徒が合同で用意した歌や花といったプレゼントは、先生二人を涙ぐませた。
 バンド、出演者、音響や台所等の裏方に観衆。音楽や人を愛す橘和ファミリーを中心に、音楽や出会い、交わりを楽しむ場は、全員が家族、友人であるかの和やかさに包まれ、皆が心満たされて帰路につく。子供達のお遊戯や手作りの衣装などが、同祭の輝きを増した事は言うまでもない。
 音楽を愛し、人を愛す家族と、彼らを愛す生徒や来客。日頃から懇意にしている日本人会の婦人達が台所で裏方に徹するなど、皆で作り上げるイベントは、これからも人の輪と人の和を広げながら続いていく事だろう。

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