国内での喧騒から遠ざかるべく、19日にロシアに向かったテメル大統領は、20、21日の両日の公式訪問を終え、ノルウェーに向かったと20~22日付伯字紙・サイトが報じた。
大統領として初めてのロシア公式訪問は、同国の投資家にブラジル経済が回復に向かっている事をアピールし、ブラジルへの投資を呼び込む事などを主な目的としていたが、20日は同国連邦議会議長との会談やボリショイ・バレー団の公演観賞などで終わった。テメル大統領が主賓となるはずの企業家達との会合は、ブラジル企業の同国支社長が出席しただけとの報道もあり、ブラジル産の肉の安全性を訴えるなどの目的は果たせたとは言いがたい。