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パラナ幼少年お話大会=67人が元気に参加

トロフィーを手に喜びを見せた子供たち

トロフィーを手に喜びを見せた子供たち

 パラナ日伯文化連合会とパラナ日本語教育センター共催『第28回パラナ幼少年お話大会』が、国際交流基金からの学習支援助成を受けて、2日午前9時からアサイ同朋会館で開催された。
 本大会は、日語学習者の学習意欲の増進と大勢の人の前で話す体験を通じて、話すことに対する自信を深めること、並びに、他人の話を聞く態度を涵養すること等を目的としたもの。
 今回は、北パラナ州内日本語学校の幼児から16歳までの幼少年67人が参加し、アサイ文化連合会とアサイ教員会により実施。開会式では、同大会を支援する国際交流基金からの助成により無事に開催できたことに対し、関係者からは謝意が述べられた。
 大会は、年齢別に8つに分類。9歳までは、読本、絵本、教科書などから暗誦し、10歳以上は、自作の作文を暗記して日頃の学習成果を発表した。
 審査は、態度、内容、表現、発音の4つで評価。幼児組を除く、全分類で上位半分が入賞となり表彰された。全体の中で最高点をとり、栄えある最優秀賞トロフィーを獲得したのは、マリンガ日本語学校の片山吉明さんだった。
 会場で行われた来場者にアンケートによれば、日本で義務教育を何年か受けてブラジルに帰った生徒と、ブラジルだけで学習した生徒を分けた方が良いという意見が中でも多く、今後の課題となった。
 9歳以上入賞者の希望者は、来月19、20日にパラグアイで開催される『第8回ブラジル三州パラグアイ交流日本語お話大会』に出場する予定という。

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