ホーム | 日系社会ニュース | ■訃報■宮坂四郎さん

■訃報■宮坂四郎さん

 〃伯国の大豆の父〃として知られる農学博士の宮坂四郎さんが、26日午前1時ごろ、自宅で突然亡くなった。享年92。
 1924年北海道生まれ。8歳で渡伯し、珈琲や野菜作りに従事。苦学の末、USPのピラシカーバ農科大学を卒業し、その後、同大学豆科植物研究室長として緑肥栽培を研究。低緯度地帯に適応した品種開発により、大豆生産の飛躍的拡大をもたらしたセラード開発の基礎を築いた。
 80年から連邦政府科学顧問を10年務め、84年から筑波大学客員教授や聖州農務局局長補佐官に就任。87年には自然農法生産者教会、89年にはブラジル有機農業協会創立に関わり、コロンビアの国際有機農業センター顧問など要職を歴任した。
 最期は、ウバツーバ市の監獄島アンシェッタに収容された無罪の日本人移民の名誉回復を目指し、娘メリーザさんとともに『日本移民の日』制定に尽力。9月の記念日に向け、翻訳を準備している途中で息を引き取ったという。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 今年6月18日、サンパウロ市イビラプエラ公園内にある先没者慰霊碑前で行われた追悼法要の様子2015年6月29日 ニッケイ俳壇(843)=富重久子 選    プ・プルデンテ       小松 八景  移民の日語り伝へて次世代へ【六月十八日はいみじくも「移民の日」である。戦後移民の私共には、その苦労の真相は新聞や書籍、或いはその方々から聞かされる実話によるしかないが、つくづく身にしむ思いの募るものばかりであった。ここに掲げ […]
  • 2008年1月1日 百周年=3月までの関連行事カレンダー ニッケイ新聞 2008年1月1日付け  ブラジル日本移民百周年の年が、ついに始まった。日伯交流年とあわせ、この一年、日本とブラジル両国で様々な記念行事が計画されている。外務省日伯交流年委員会が認定した記念イベント・事業は、昨年十二月十三日現在で百五十を突破、ここブラジルで […]
  • 私の「邦字新聞の45年」=ニッケイ新聞 編集局報道部 記者 神田大民2008年7月5日 私の「邦字新聞の45年」=ニッケイ新聞 編集局報道部 記者 神田大民 ニッケイ新聞 2008年7月5日付け 日本語でしか情報を得られなかった人たちのために  ブラジルにおける邦字新聞は、特に日本語でしか世の中のことを知る術(すべ)がない人にとって役に立つ新聞である。このことは、一九一〇年代に最初の新聞が発行されてから現在まで、そんなに変わ […]
  • 県連代表者会議=日本祭り式典会場に約4千人収容=ギネスに向け準備着々と2018年5月1日 県連代表者会議=日本祭り式典会場に約4千人収容=ギネスに向け準備着々と  ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の4月度代表者会議が26日、文協ビル内の県連会議室で行なわれた。聖市の日本移民110周年記念式典会場やギネスなどについて説明があったほか、菊地義治ブラジル日本移民110周年祭典委員会実行委員長から移民の日法要への出席が呼びかけられ […]
  • 108年目の移民の日しめやかに=文協で開拓先没者慰霊法要=「煩悩や数珠と同じ数。もう一周?」2016年6月21日 108年目の移民の日しめやかに=文協で開拓先没者慰霊法要=「煩悩や数珠と同じ数。もう一周?」  最初の移民船「笠戸丸」がサントス港に到着してから108年――朝から日伯司牧協会によるサンゴンサーロ教会での慰霊ミサ、県連主催の先没者慰霊碑前の法要に続き、午後からブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)とブラジル仏教連合会(コレイア教伯会長)による「開拓者先亡者追悼法要」が同 […]