ホーム | ブラジル国内ニュース | アルゼンチン潜水艦事件=「任務の度に死を覚悟」=乗組員の親族が次々に証言

アルゼンチン潜水艦事件=「任務の度に死を覚悟」=乗組員の親族が次々に証言

 【既報関連】15日から行方不明になっていたアルゼンチンの潜水艦「ARAサンフアン」について、同国海軍は23日に爆発事故を起こしていた可能性を認めたが、この潜水艦はかねてから事故を起こす可能性が懸念されていたと、24日付現地紙が報じている。
 23日にアルゼンチン海軍が、ARAサンフアンの到着予定地だったマル・ダ・プラッタで会見を行い、最後の交信直後に爆発した可能性を伝えると、現地に集まっていた、44人の乗組員の親族たちは悲しみで泣き崩れ、「お前たちが息子を殺したんだ」などの怒号で騒然となった。
 乗組員のひとり、ヘルマン・スアレスさんの妻イタティ・レギサモンさんは、このARAサンフアン号は15年前に作られた古いもので、2014年にも潜水時に重大な問題が発生したが、その当時の政府によって隠されていたという。
 「この潜水艦に乗るときはいつも、ロシアン・ルーレットのような気分だった。夫はこの号での任務があるたびに死を覚悟し、永遠の別れでもあるかのように振舞っていた」とレギサモンさんは語っている。
 また、同じくARAサンフアンの乗組員だったペドロ・マルティン・フェルナンデス司令官の母親も、同司令官が同様の話をしていたと証言している。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 【日本移民の日2021年】《記者コラム》環境問題で岐路に立つブラジル=政権の監視緩和に厳しい声2021年6月23日 【日本移民の日2021年】《記者コラム》環境問題で岐路に立つブラジル=政権の監視緩和に厳しい声  6月18日はブラジル日本移民の日だが、国際的には5日の「国際環境デー」の方が知名度が高い。日本でも6月を環境月間としているが、ブラジルでは環境月間という見方はないようだ。この環境問題は、ボルソナロ大統領の言動が世界とのズレを生じていることで、注目を浴びている部分でもあ […]
  • 《ブラジル》2020年の外国投資62%減=コロナ禍の影響避けられず2021年6月22日 《ブラジル》2020年の外国投資62%減=コロナ禍の影響避けられず  21日に国際連合貿易開発会議(UNCTAD)が発表したデータにより、2020年のブラジルへの外国投資は62%も減少していたことが明らかになった。21日付現地サイトが報じている。  同会議のグローバル投資動向モニターによると、2020年のブラジルへの国外からの投資は250億ド […]
  • 《記者コラム》10回目のデフォルトの瀬戸際にいるアルゼンチン2021年6月22日 《記者コラム》10回目のデフォルトの瀬戸際にいるアルゼンチン  「メキシコ人はインディオから、ブラジル人は密林から、我々は船に乗ってヨーロッパから来た。私の名字、フェルアンデスはその証しだ」――アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は9日、スペインのペドロ・サンチェス首相を首都ブエノス・アレスに迎えて、そう問題発言をし、ブ […]
  • 援協=JICA助成金建設委員会設立=新規会員は順調に205人増2021年6月15日 援協=JICA助成金建設委員会設立=新規会員は順調に205人増  サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)は5月27日10時から、リベルダーデ区にある援協本部ビル5階講堂で5月定例役員会を開催した。援協にこれまで尽力してきた堀井文夫氏、毛利連(もうりむらじ)氏、末吉ショウジ・アルマンド氏の3氏が5月中に亡くなり、1分間の黙 […]
  • 《ブラジル》最高裁でもコパ・アメリカ覆らず=13日から試合開催へ2021年6月12日 《ブラジル》最高裁でもコパ・アメリカ覆らず=13日から試合開催へ  10日、最高裁でサッカーのコパ・アメリカの開催をめぐる判事投票が行われ、賛成多数で開催されることが決まった。10、11日付現地紙、サイトが報じている。  今回のコパ・アメリカは、当初開催予定だったコロンビアとアルゼンチンが、デモによる治安悪化やコロナ禍の悪化のために […]