蜂鳥誌友委員会は『第12回かずま忌俳句大会』を17日、サンパウロ市の熟連会館で開催した。32人の俳人が集まり、句会「蜂鳥」の主宰でニッケイ俳壇選者だった故富重かずまさんを偲んだ。
開会の挨拶に立ったかずまさんの妻・久子さんは出席者へ謝意を述べ、「堅苦しいことは抜きに、俳句の好きなもの同士が寄り集まって、進歩ある勉強を続けていきたい」と話した。
兼題は「かずま忌」「紫陽花(あじさい)」「滝」「年末一切」。参加者は5句を無記名で投句し、互いに7句(内1句特選)を選んだ。
かずま賞(特選賞)には近藤玖仁子さんの「かずま忌に捧げる一書ありにけり」が選ばれた。総合得点では「俳句今文化遺産へかずまの忌」などを投句した鈴木文子さんが一位だった。(結果詳細は本日4面に掲載)
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