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東西南北

 3日にブラジルをアッといわせた、クリスチアーネ・ブラジル氏の労働相就任。父のロベルト・ジェフェルソン氏はメンサロンの暴露者であるだけでなく、政界に対しても歯に絹を着せぬ発言を行ってマスコミの注目を集める名物政治家だが、クリスチアーネもかなりの曲者。16年4月のジウマ大統領罷免の下院投票では、プラチナ・ブロンドに染めた超短髪に、サッカーのセレソンのユニフォームを着て現れるなど、話題も多い。2月に予定されている社会保障制度改革の投票の頃にはマスコミへの露出度も増えそうなクリスチアーネ氏だが、父同様、強烈なキャラクター性で話題を呼びそうだ。
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 クリスチアーネ氏の労働相就任に伴い、リオ選出下議がひとつ空席となるが、補欠から昇格予定の人物が大いに問題だ。その人物とはネルソン・ナイーム氏で、昨年11月に収賄疑惑で逮捕された元リオ州知事のアントニオ・ガロチーニョ氏の実弟にあたる。それだけならまだしも、同氏は2016年に未成年女子に対する性犯罪容疑で4カ月間逮捕され、人身保護令で釈放されたが、12年間の実刑判決を受けている。クリスチアーネ氏とは全く別の意味で物議を醸しそうだ。
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 昨日付本欄で報じた、年末宝くじで1800万レアルのあたりくじ三つを出したサンパウロ市南部のロテリカ(売り場)の話で、3枚のくじを買ったのは同一人物(グループ)だったというから驚きだ。しめて5400万レアル。日本円なら16~17億円の価値がある。ここまで巨額になると嬉しい反面、当選者の情報漏えいや、窃盗や強盗などが気になってむしろ怖くなるか。

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