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昨年1月のテオリ最高裁判事墜落事故の調査結果を発表=「機体への細工は無し」と結論

調査結果を公表する、マルセロ・モレーノ空軍大佐(Valter Campanato/Agência Brasil)

調査結果を公表する、マルセロ・モレーノ空軍大佐(Valter Campanato/Agência Brasil)

 昨年1月19日にリオ州パラチー沖で発生した、テオリ・ザヴァスキ最高裁判事らを乗せた小型機の墜落事故の原因を調査していた航空機事故予防センター(Cenipa)が22日、1年以上に渡る調査を終え、事故原因の発表を行ったと、22、23日付現地各紙・サイトが報じた。
 事故機にはいかなる故障も認められず、悪天候、悪条件下での着陸への心理的重圧、悪い視界、パイロットが方向感覚を失ったことが相まって墜落が起こったと調査は結論付けている。
 調査責任者のマルセロ・モレーノ空軍大佐は、「事故発生時、パラチー空港の気象は、離着陸を行うための最低限の条件を満たしておらず、オズマール・ロドリゲス操縦士は方向感覚を失い、墜落に繋がった可能性が高い」と述べた。
 操縦士のオズマール・ロドリゲス氏は30年の飛行歴を持ち、パラチー空港発着便を操縦していた操縦士たちからも尊敬を集めていた。
 ブラジルの航空法では離着陸に必要な最低水平視程は5000メートルだが、事故当時の水平視程は1500メートルだった。パラチー空港は管制塔も気象観測所もないため、着陸が可能かどうかの判断は、飛行機の操縦士に任されていた。
 事故死したザヴァスキ最高裁判事はラヴァ・ジャット作戦の担当者で、オデブレヒト社77役員らの司法取引証言が彼によって承認される直前という微妙なタイミングの墜落事故だった。
 そのために陰謀説もささやかれたが、モレーノ大佐は「Cenipaが集めた証拠には、今回の事故で何者かが故意に機体に細工をしたといった形跡は認められなかった」と語った。

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