ペルーに住む12歳の少年が8日、人気ユーチューバー達に会うためにヒッチハイクでブラジルまで旅をし、サンパウロ州ソロカバ市で保護された。少年はペルーの自宅からソロカバ市まで6日かけてたどり着いたという。
在ブラジル、ペルー総領事館によると、この少年は両親に何も告げずに自宅を後にしたという。所持金もなく、持っていたのはパスポートだけだった。
少年はまずペルーとブラジルの国境までヒッチハイクでたどり着き、その後もサンパウロを目指しヒッチハイクを続けた。ペルー側の領事も、大胆な行動に、(良くも悪くも)「賢い子供」と評している。
少年を保護したソロカバ市の児童保護評議会によると、少年はサンパウロ市到着後に強盗に襲われたが、ある女性がソロカバ行きのバスのチケットを買ってくれたため、ソロカバまでたどり着いた。
ソロカバに着いた少年は、憧れのユーチューバー、ブルーノ(21)、ルーカス(17)のベルチー兄弟の自宅まで行き、感激の対面を果たした。
その後、ベルチー兄弟の母親が児童保護協議会に連絡したため、少年は保護施設に引き取られた。
少年の家族は、少年がブラジルに行っていた事を全く知らなかった。少年は長距離バスでペルーに戻る予定だ。
ユーチューブ・チャンネル「ベルチー兄弟」には、230万人の登録者がいる。(16日付アゴーラ紙より)