ホーム | ブラジル国内ニュース | ブラジル連邦政府=リオ州の直接統治を宣言=保安関連の指揮権は陸軍に=「犯罪集団と断固戦い勝利する」とテメル大統領=社会保障改革の進展に影響も

ブラジル連邦政府=リオ州の直接統治を宣言=保安関連の指揮権は陸軍に=「犯罪集団と断固戦い勝利する」とテメル大統領=社会保障改革の進展に影響も

マイア議長(左)、ペゾン州知事(右)立会いの元、IF大統領令に署名するテメル大統領(中央)(Beto Barata/Presidência da República)

マイア議長(左)、ペゾン州知事(右)立会いの元、IF大統領令に署名するテメル大統領(中央)(Beto Barata/Presidência da República)

 【既報関連】ファヴェーラ(スラム街)での銃撃戦や、強盗、流れ弾に当たって罪もない市民が犠牲になるなど、一向に改善の兆しを見せないリオの治安状況に、連邦政府は「リオ州保安部門の直接統治」(intervenção federal、中央政府または大統領による州政干渉)を宣言した。16日午後1時半に大統領宮で、テメル大統領は「リオ州保安部門の直接統治」を宣言する大統領令に署名した。ブラジル憲法は州政府の自治を保障しているが、特例としての直接統治を認めており、今後は上下両院での承認手続きに入る。

 テメル大統領(民主運動・MDB)は署名後の会見で、「特別にリオ州保安部門の直接統治という措置をとることになった。政府は犯罪組織に対し、断固たる決意で臨み、必ず勝利する。犯罪組織により、罪のない人々、真面目な労働者、警察官、若者、子供が命を落とすことが続くのは許されない」と語った。

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