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CV首領奪回計画のブラジル人死亡=パラグアイ警察との銃撃戦で

ダイナマイトが積み込まれた車(Polícia Nacional do Paraguai/Divulgação)

ダイナマイトが積み込まれた車(Polícia Nacional do Paraguai/Divulgação)

 ブラジルの国境からパラグアイ側に10キロ入ったプレジデンテ・フランコ市(アスンソン市の東方330キロ)で24日未明、リオ市に本拠を置く犯罪集団コマンド・ヴェルメーリョ(CV)の首領奪回を企てていたブラジル人3人が、パラグアイ警察との銃撃戦で死亡したと24、25日付ブラジル国内紙、サイトが報じた。
 パラグアイ当局の発表によると、死亡した3人は、CVの首領の一人でアスンソン市に拘留中のマルセロ・ピニェイロ・ヴェイガ(通称マルセロ・ピロット奪回を企てていたという。
 マルセロ・ピロットは、国外での武器や麻薬の調達役としてはルイス・フェルナンド・ダ・コスタ(通称フェルナンド・ベイラ・マル)に次ぐ存在で、ブラジル国内でも、殺人、窃盗、強盗殺人、麻薬密売などの罪に問われている、07年から逃亡状態で、12年からは家電製品の販売人などと偽って隣国に住み始めた。17年12月にパラグアイ国内で捕まり、アスンソン市の刑務所に拘留されている。

家屋の中から押収されたダイナマイトや通信装置など(Polícia Nacional do Paraguai/Divulgação)

家屋の中から押収されたダイナマイトや通信装置など(Polícia Nacional do Paraguai/Divulgação)

 パラグアイ警察は10月5日にも、アスンソン市内の民家3軒を使ったマルセロ・ピロット奪回作戦を阻止しており、その時に逮捕したブラジル人4人とパラグアイ人1人の取調べなどを通じて、今回の奪回作戦をキャッチした。当局によると、パラグアイ警察が踏み込んだ時、死亡した3人は各々、AK47型の機関銃とAR15型の機関銃、拳銃を手に応戦してきたという。
 警察は隠れ家から、約40キロのダイナマイトを積み込んだ自動車爆弾や、約30キロ(45キロとの報道もあり)のダイナマイト、通信用ラジオ、機関銃、弾薬、追跡車をパンクさせるための鉄ビシなどを押収した。ダイナマイトは近くの畑地で爆破したが、自動車爆弾は最大、半径100メートルに及ぶ破壊能力を持っていたという。

サントス・ドゥモン空港で押収された武器や麻薬(Divulgação/Polícia Federal)

サントス・ドゥモン空港で押収された武器や麻薬(Divulgação/Polícia Federal)

 なお、23日には、リオ市サントス・ドゥモン空港で、パラナ州から送られた荷物に紛れ込ませた機関銃12丁と弾薬、コカインが見つかり、荷物を取りに来た男性が武器と麻薬の密輸現行犯として逮捕された。男性はアレモンの丘に届けるよう頼まれただけだというが、アレモンの丘はCVがかつて支配していた地区で、押収された機関銃には、パラグアイで死亡したブラジル人が所持していたのと同じ、AK47型やAR15型の機関銃も含まれていた。

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