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男子バレー=名監督ベベトが急死=84年五輪銀メダルの指導者

 1984年のロサンゼルス五輪で男子バレー代表の銀メダル獲得に貢献し、指導者としても成功したベベト・デ・フレイタス氏(68)が13日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテで心不全のため急死した。14日付伯字紙が報じている。
 1950年にリオで生まれたベベトは、ボタフォゴでプレーし、1965年から75年までの同チームの州選手権11連覇に貢献した。
 さらに代表選手としても、1972年のミュンヘン五輪、76年のモントリオール五輪に2大会連続で出場した。
 そして1984年、ベベトは男子バレーの監督としてロサンゼルス五輪に出場。ベルナルジーニョをはじめとしたバレー史に残る選手たちを擁したこのチームは銀メダルを獲得。ブラジルで初のバレーでのメダルとなっただけでなく、ここからブラジルのバレー大国化がはじまった。
 90年代にはイタリアに渡って指導者となり、98年のW杯で同国を世界一に導くなど、成功した。
 ここ数年間はアトレチコ・ミネイロの運営管理部門の担当理事として、サッカーも含むスポーツの強化、普及につとめていたが、13日、同クラブのアメリカン・フットボールチーム発足を公表するイベントの直後に心臓発作を起こし、帰らぬ人となった。

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