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26日はパープルデー=てんかんに関し啓蒙活動

ブラジリアで開かれたパープルデーのイベントに集った人々(Antonio Cruz/Agência Brasil)

ブラジリアで開かれたパープルデーのイベントに集った人々(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 てんかんの人の人権擁護を呼びかける連邦議員達と非政府団体「危機を超えて生きる」が、25日にブラジリアで、パープルデー(ポルトガル語ではDia Lilas)の記念イベントを開催した。
 パープルデーは、てんかんに苦しむ人の生活を紹介し、偏見を取り除くための世界的な啓蒙活動の日で、本来は26日に祝われる。
 てんかんは、自らの意思とは関係なく、通常とは異なる形で脳の電気信号が流れ、発作を起こす病気で、世界中で5千万人、ブラジルでも400万人がこの病気を抱えているとされている。
 てんかんの治療薬は高額だが、ブラジルでは、2016年に制定された法律により、公的な医療機関で無料で入手できるよう保障されている。
 てんかん患者の80%は、適切な薬を処方してもらい、疲れをためたりしないよう配慮していれば、発作も起こさず、通常通りの生活ができるとされている。(25日付アジェンシア・ブラジルより)

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