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《サンパウロ州議会》PSL議員がピノチェト式典提案=チリの独裁者に強い反発

 サンパウロ州議会で、社会自由党(PSL)の議員が、チリの独裁者、アウグスト・ピノチェト氏を称える式典を提案していたことが明らかになった。21日付現地紙が報じている。
 提案を行ったのはPSLのフレデリコ・ダヴィラ州議だ。同州議によると、12月10日はピノチェト氏の命日(2006年没)であり、「米国のレーガン大統領や英国のサッチャー首相も尊敬した政治家を称えよう」との目的で提案を行い、官報にも記された。
 だが、ピノチェト氏は、70年代の南米の軍事独裁政権時代に、世界最大級(公称で3千人以上)の政治犯を殺害した大統領として世界的に知られている。チリで10月から行われている民衆デモの目的の一つは、同氏が大統領時代に定めた憲法を変えさせることだとされている。
 同州議の提案は20日に報道され、強い反発を招いた。翌21日にはカウエー・マクリス議長(社会民主党・PSDB)が、「式典開催を阻止する」との宣言を行っている。
 19日にPSLに離党届を出し、21日には新党立ち上げを宣言したボウソナロ大統領も、ピノチェト氏に心酔していることで知られている。

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