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池芝流日本舞踊=感謝込めて約20曲熱演=発表会に150人が来場

約20曲を披露した(撮影・望月二郎)

約20曲を披露した(撮影・望月二郎)

 リベルダーデ文化福祉協会舞踊部(池芝流日本舞踊教室)は「18年度発表会」を先月25日午後1時からリベルダーデ区の東洋会館で開催し、約150人の来場客を迎え、盛況となった。
 発表会は2部構成。指導者である池芝緑苑代表の個人踊り、大漁や豊作の感謝を込めた「豊舞」を皮切りに、新曲6曲を含む約20曲を披露。最後は「全国よさこい音頭」を出演者全員で踊り、会場を沸かせた。
 幕間には、池崎博文ACAL会長、菊地義治ブラジル日本移民110周年祭典委員会実行委員長らが祝辞を述べた。
 幕開けで個人踊りを披露した後、出演者の着付け役に回って舞台を裏から支えた池芝代表は「お陰さまで、無事に終えることが出来ました」と肩をなでおろした。
 一昨年に創立40周年記念「舞の会」が開催されたが、正式には今年が節目の年。「私が踊りを始めてから40年。師匠の後を継いでからは、他所の芸能団体の人からも可愛がってもらってきた。『豊舞』にはそんな感謝の気持ちも込めました」と謝意を滲ませた。
 今年の移民110周年では、歌手・平田ジョーさん作詞作曲の記念曲『ありがとうブラジル』の一部を振付する。「行事が立て続けで忙しい一年だけど、義理と人情を果たして活動していきたい」と背筋を正した。

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