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《ブラジル》インフルエンザの死者608人に=感染者数も昨年の倍以上

 【既報関連】保健省発表のデータによると、今年に入って6月23日までに3558件のインフルエンザの発症が確認され、その内608人が亡くなったと28日付現地紙が報じた。
 全体のおよそ60%は、「H1N1」という季節性のウィルスによって引き起こされている。このウィルスはA型亜種の一つで、高齢者、合併症患者、小児に感染した場合は重症化しやすい。
 昨年の同じ時期までは発症1459件、死亡者237人だった。それと比較すると倍以上のペースだ。昨年流行したのは、同じA型亜種の「H3N2」ウィルスで特に高齢者に用心が必要な型だった。
 今年6月初めの段階でのインフルエンザは、2315件発生して死者274人だったので、6月に入ってからの3週間で患者の数も死者の数も大きく増えていることが分かる。
 今年に入ってから確認された死者608人の74%に当たる人は、少なくとも一つの重症化誘発要因を抱えていた。具体的には、高齢(236人)や心血管疾患(143人)、糖尿病(109人)などだ。また、5歳以下の小児の死者も増えており、23日までの死者は、昨年同期の3倍の46人に上っている。
 今年は昨年より発生が増えているが、年間で1万2174人が発症し、死者の数も2220人を数えた2年前(2016年)のペースには及ばない。16年は6月末の段階で、7441件の発症と、1346人の死者が確認されていた。いずれも今年の倍以上だ。
 4月末から保健省が始めた、インフルエンザ予防接種キャンペーンは、期間を2度延長したにも関わらず、接種人数が目標に達していない。
 保健省は、妊婦、出産直後の女性、高齢者、生後6カ月から5歳までの小児、医療関係従事者、教師、先住民、受刑者などの90%に予防接種を施すという目標を立てていた。25日までの集計では、接種率は86%にしか達していない。
 予防接種キャンペーンは22日で一旦終了したが、ワクチンは余っており、25日からは5~9歳児や、50~59歳の壮年世代にも対象を広げて接種を再開した。

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