ブラジルでは珍しい川魚料理専門店「ランショ・ダ・トライーラ」サンパウロ市店が独立、店名を改め「ランショ・リオ・ドッセ(rancho rio doce)」として6月1日に再オープンした。味とメニューは今まで通り。
戦後移民の坂口功治さんがオーナーの人気店で、これまでに何回もテレビや新聞、雑誌などのメディアで取り上げられている。油の乗った川魚を揚げたり、じっくりと焼き上げたメニューが多く、魚好きには応えられない店だ。
同店の目玉料理は「ピラルクーのバナナ葉包み焼き」。10キロ以上もある世界最大級の淡水魚を、炭火で5時間かけて焼き上げた一品。味付けは塩のみで、包んで焼くためうまみが逃げず濃厚な味わいが特徴だ。
ピラルクーの腹に入れて海老や香草を混ぜた特製ファロッファ、ピロンやご飯も付け合せで出てくる。最低13キロ(18人向け、1千レアル)から注文を受けていて、仕入れのために、2週間前からの予約が必要。
前菜で出てくるトライーラのから揚げも絶品で、ビールとの相性バツグンだ。他にもピンタードの串焼きやムケッカも人気だ。
住所はこれまと同じ(Rua Machado de Assis, 556, Vila Mariana)。予約、問い合わせは同店(11・5571・3051)まで。