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慶應大派遣団が医学実習=当地の患者、学生らと交流=アマゾン流域で医療研修など

来社した一行

来社した一行

 慶應義塾大学医学部国際医学部研究会(IMA)の「第41次派遣団」(田中守団長)が7月15日から8月18日まで伯国で実習を行なっている。同派遣団は医療資源の乏しい地域での活動を通し、医の原点を体験すること、各地の医学生との交流を目的とし1978年から継続して行なわれている。7月31日に来社した派遣団に取材した。

 本派遣団メンバーは6年生の前田貴志学生責任者(25、福岡県)、堀江和史会計担当(23、東京都)、友岡俊渉外担当(同)の3人が夏休みを利用し、アマゾンやベレン、聖市など伯国各地で医療研修や講演を行なっている。
 マナウスでは同市保険局が管理するアマゾン河巡回診療船に同乗し、アマゾン河流域に点在する無医村地域での医療活動に参加した。医療過疎地での限られた資源による医療を実体験し、「医の原点」に触れたそうだ。
 その体験を振り返り、前田さんは「現地人だけでなく、多種にわたる専門家との交流ができた」と語った。
 また、サンパウロ州立総合大学(USP)では各自の研究テーマをポ語で発表した。「中絶」をテーマにした友岡さんは、当地で論議を呼んでいることから「時期にあっていますよね」とコメントし、「伯国の学生と日伯の事情をじっくり話し合えたら」と期待した。
 「将来は国境なき医師団などに入り、世界の医療格差をなくしたい」という堀江さんは、本活動について「言葉が通じない人と、様々なコミュニケーション方法を使って交流ができた」と振り返った。また、当地で見た診療について「患者も医者も協力的。お互いがしっかりコミュニケーションをとっている」と感心した。
 田中団長(54、福島県)は「学生同士で交流し、なにかを感じあってもらえれば。帰国後の選択肢に幅が広がるし、良い勉強になると思う。この経験を糧に良い医師になってほしい」と微笑んだ。

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