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歌手・小川善久さん、新曲披露=今週末ポルトアレグレ日本祭りで

来社した小川さん

来社した小川さん

 日本のアマチュア歌手・小川善久(よしひさ)さん(53、和歌山)が18、19両日に南大河州ポルト・アレグレ市で開催される「第7回日本祭り」に出演する。ブラジル移民110周年を記念して書き下ろした新曲などを披露する。

 ミュージシャン名は「ZENKYU」。同祭に出演するのは今回で5回目となる。新曲「百と十年の轍」はブラジルでひたむきに生きた日本人移民について歌ったバラードソングで、「思い描いて違う景色の中でも前だけは見つめていた、轍の先を」と情緒豊かに歌い上げる。

 18日午後2時からの開会式前と同日午後3時45分、19日午後1時45分にステージで歌う。来社した小川さんは「ポルト・アレグレや近くにお住まいの方はぜひ聞きに来てください」と呼びかけた。会場では「百と十年の轍」と他3曲が入ったCDを配布する予定だ。

 小川さんは、動画サイトユーチューブに自身のチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UC_UFIf6yxP56oT9FkAPMriw)を開設しており、ここでも小川さんの曲も聞くことが出来る。

 

 アマチュア歌手の小川さんは普段、日系企業の駐在員に向けにポルトガル語と中国語の研修を提供する会社「漢和塾」を経営している。近年、ブラジル経済が低迷しているためポルトガル語を学ぶ駐在員は減ったが、方や中国語の事業は好調だという。「中国にはすでに大企業が進出しているが、その隙間を縫うように中小企業にチャンスが巡ってきている。小さな町でも人口100万人あったり、マーケット規模が大きい」と話す。ブラジルは税務や地理的な遠さから中小企業にとって進出のハードルが高いといわれるが、中国は対照的なようだ。

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