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まるで「ロッキードの後の2・26」

17日、チリのピノチェ独裁政権擁護の政治家たちと会談するボウソナロ氏(@jairbolsonaro)

17日、チリのピノチェ独裁政権擁護の政治家たちと会談するボウソナロ氏(@jairbolsonaro)

 大統領選はどうやらジャイール・ボウソナロ氏(社会自由党・PSL)の勝利で揺らぎそうにない勢いになってきているが、先日、コラム子は同氏の政見報道を見て、大きな違和感を覚えた。それは、この10数年間というもの間、伯国や南米があたかも左翼勢力の支配の抑圧下に置かれているかのような状態にあり、それをボウソナロ氏が救世主のように救うかのように描かれていたからだ▼だが、冷静に思い返せば、労働者党(PT)政権の13年もの間、その大半の時期において好景気で、国民による政権支持率もきわめて高い状態にあったのが事実だ。福祉政策のボウサ・ファミリアも成功し、国際的に評価もされた▼

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