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 俳誌『朝蔭』第470号が12月に刊行された。昨年は底といえる景気の悪さだったゆえ、《がまんして生きる他な年の暮れ》(清原エミリア)は静かな共感を呼ぶ作品。そんな大変なときだからこそ、一所懸命に年忘れをする姿を描いた《スマホ置き食べて唄って忘年会》(石井かず枝)は納得できる句か。《孫子等の学費に植樹親心》(栃沢秋穂)は、15年、20年先を見通したもの。《十秒の荒牛乗りやペオン祭》(纐纈喜)などは、牛をのりこなすカウボーイの勇壮な姿を描いた作品でブラジルらしい。《NHKの番組見逃す夏時間》(堀川暁星)も実にコロニア的で、にやりとさせられる作品か。

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