アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領は16日、ブラジリアを公式訪問し、ボルソナロ大統領との首脳会談を行った。2人は、両国間で国外逃亡した犯罪者の身柄拘束と本国送還を迅速化させる条例に調印した。マクリ大統領は会談の席で南米共同市場(メルコスル)を重視する立場を主張し、さらにベネズエラのマドゥーロ政権を批判した。17日付現地紙が報じている。
この2国間協定は、12日にボリビアで逮捕され、母国イタリアに強制送還されたテロ殺人犯、チェーザレ・バティスティ氏がブラジルで10数年間逃亡した状態で身柄をイタリアに渡せなかったことに基づき、国外逃亡犯の身柄の引渡しを迅速に行うことを目的としている。