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明治大学=文協に漫画250冊を寄贈=二宮氏「文化発信の重要な手段」

二宮学長特任補佐、松尾副会長、川原崎図書委員長

 【既報関連】漫画を通じた日本文化理解の推進を目的として、明治大学(土屋恵一郎学長)は21日、ブラジル日本文化福祉協会図書館に250冊の漫画を寄贈した。昨年5月に1千冊を寄贈して以来、2度目。これにより利用者の若返りが期待される。

 1928年から最新の漫画まで18万点以上の資料を所蔵する同校。重複した収集本の有効活用を勧めるべく、16年には、漫画を通じて日本文化や日本語の発信・普及を図る「ラテンアメリカ×漫画プロジェクト」を立ち上げた。

 昨年には文化庁の助成を受けて、ブラジル及びコロンビアの日系団体や協定校に3450冊を寄贈。また、協定校リオ・ブランコ大学に於いては、寄贈した漫画を使ってその内容に関する解釈を行い、漫画の魅力について意見交換を行うなど異文化交流を行った。

 同日、文協図書館を訪れた明治大学の二宮正人学長特任補佐は、「漫画は今や市民権を得て、文化発信の重要な手段となっている」と意義を強調。応対した松尾治文協副会長は「前回に続き、2回目となる漫画の寄贈に心から感謝している。有効に活用させて頂きたい」と謝意を述べた。

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