運転免許証差し止めのポイントの上限が、現状の20ポイントから40ポイントとなり、免許の有効期限も5年から10年に延長される可能性があると、10日付現地紙が報じている。
これは、タルシシオ・フレイタス・インフラ相が今週中に連邦議会に提出しようとしている法案に明記されているものだという。それによると、免許差し止めの期間も、6年から3年に半減するという。
同相によると、「国際的な例を参考にした」という。それがどの国かは明らかにされていない。
しかし、国際的には、免許差し止めまでのポイントは減る方向が主流となっている。
ブラジルでは2018年に18万531人、2017年にも24万6742人が免許差し止め処分を受けている。
一方、ブラジルでは毎年平均3万7千人が交通事故で亡くなっている。連邦政府は交通事故による死者数を、2020年までに2010年の半分に減らすことを目標にしている。10年の死者は4万3千人だった。