ホーム | ブラジル・グルメ(2020年) | 本場シェフの特製パスタをどうぞ=イタリア・レストラン「Diò Cucina」

本場シェフの特製パスタをどうぞ=イタリア・レストラン「Diò Cucina」

入口正面

入口正面

 「ブラジルのイタリア料理店では『アルデンテにして!』と前もって注文をつけないと、腰のあるマッサがでてこない」となげくグルメな人に最適なレストランが、3月にサンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区に開店した。イタリア・レストラン「Diò Cucina」(Rua Borgues Lagoa, 189 Vila Mariana)だ。店名は、地中海に浮かぶ伊サルデーニャ島の方言で「神」を意味する。漁民が多い島で、イワシを意味するサルジーニャ(英サーディン)はここからきている。
 わざわざイタリアからシェフを呼んでメニューを作らせ、そのまま駐在させた。当地イタリア料理店の多くは二世以降の世代が継承するうちに、良くも悪くもブラジル的料理に。ところが、ここではまさにイタリアそのままの味が楽しめる。

店主アルベルト・トプジアンさん

店主アルベルト・トプジアンさん

 シェフの名はマルコ・バルビエリ(Marco Barbieri)。店主アルベルト・トプジアンさん(Alberto Topgian JR、49)によれば、「シェフはレストランの魂。彼は北イタリアのボローニャ出身で、手作りするパスタ類はオリジナル。ここでしか食べられません」と敬意を表する。ボローニャ県は「肥満都市」との愛称で呼ばれた美食の都。
 店主の妻がイタリア系二世で、日ごろから妻の家族のイタリア料理に慣れていた関係からレストラン開店を思いついた。もともと25年前から同じ場所でパンケッカ・レストランを経営していたが方向転換を図った。

恋人の日向けの特別料理「Cuore in Amore」

恋人の日向けの特別料理「Cuore in Amore」

恋人の日向けの特別料理、パルメザンチーズの鶏肉リゾット「Risotto alla Fragola」

恋人の日向けの特別料理、パルメザンチーズの鶏肉リゾット「Risotto alla Fragola」

 

 

 

 

 

 

 

 

 シェフは「恋人の日」(12日)に向けて、さっそく新作メニュー2作を用意した。一つ目は見るからにロマンチックな一品。ハート型の新鮮な手作りマッサ(水牛のモッサレーラ・チーズ入り)を、ポモドーロ(トマト・ソース)に浮かべた「Cuore in Amore」(55レアル)だ。

 二つ目は、パルメザンチーズの鶏肉リゾット「Risotto alla Fragola」(65レアル)。イチゴをあしらっているのが恋人向け。

黒トリュフとマスカルポーネを使った「Bomboloni di Mascarponi」

黒トリュフとマスカルポーネを使った「Bomboloni di Mascarponi」

 通常メニューで一番人気は、ここでしか食べられない手作りパスタを使った「Bomboloni di Mascarponi」(65レ)。「黒いダイヤ」とも呼ばれる高級食材・黒トリュフ(Trufas negras)を使ったパスタを、イタリア風クリーム・チーズのマスカポーネのソースに浮かべたもの。まったりしたパスタとさわやかなクリームが共存するお薦めの一品。

お薦め海鮮パスタ「Linguine Al Frutti Di Mare」

お薦め海鮮パスタ「Linguine Al Frutti Di Mare」

 海鮮パスタが好きな人には「Linguine Al Frutti Di Mare」(69レ)。たっぷりのエビ、イカ、タコ、貝などを、北イタリアのジェノバ風トマトソースでしっかりとまとめたもの。

チラミスも本物

チラミスも本物

 肉類としては羊肉を使った「Carré de Cordeiro no lardo de presunto parma e ervas」などがよく出るという。夜のみピザがある。週末は家族向け2~4人向けメニューも。ワインも30種類を常備。デザートも各種、お薦めは本格「Tiramisù Classico」(24レ)。
 全110席。会社が会議やパーティでも使えるようにプロジェクターを装備した20人用個室もある。キレイな店内の入口奥の壁には、イタリア移民の家族写真が何げなく貼られている。「あれは妻の家族の写真だよ」とのこと。たまには本格イタリア料理を楽しむのもいいかも。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • イタリア・レストラン「Diò Arte in Cucina」35レアルで食べ放題!? 超お得な昼サービス開始2019年9月7日 イタリア・レストラン「Diò Arte in Cucina」35レアルで食べ放題!? 超お得な昼サービス開始  たまには恋人と、友人と、お洒落なイタリア・レストランに行きたい。種類が豊富で手頃な値段、もっちりとした生地のピザにアルデンテのパスタの本格的なイタリア料理、お得なワインもあったら――そんな贅沢な願いを叶えてくれるのが、メトロのサンタクルス駅から徒歩5分圏内にあるイタリ […]
  • クセがなく味わい深いムケッカ=レストラン・バデージョ2019年10月4日 クセがなく味わい深いムケッカ=レストラン・バデージョ […]
  • 驚くほどジューシーな川魚=ランショ・リオ・ドッセ2019年9月20日 驚くほどジューシーな川魚=ランショ・リオ・ドッセ  一口ほおばると、ぎゅっと詰まった旨味と炭火の香ばしさが広がる。そして、驚くほどのジューシーさ…。もう箸が止まらない。  炭火で焼き上げた身は肉厚で弾力があり、たっぷり脂が乗っている。これは肉ではない。タンバキの炭火焼きだ。  豪快に約30センチ、1キロ […]
  • ミネイロの極上のおもてなし – O Mineiro Prime2019年12月7日 ミネイロの極上のおもてなし – O Mineiro Prime  「ミナス料理が美味しい!」という話は、サンパウロ市でよく聞く。その代表格の一つが『O Mineiro Prime』で、店主ウィルソン・ジアス・デ・オリヴェイラさん(44、ミナス・ジェライス州セナドール・フィルミーノ市出身)は「日本人客も多いよ」とうなずく。 […]
  • サンパウロ市で一番美しい日本食レストラン「NŌSU」(ノズ)2019年8月24日 サンパウロ市で一番美しい日本食レストラン「NŌSU」(ノズ)  高層アパートが林立するサンパウロ市北部の一角に、こつ然と「モダンな竹林」が出現する。「ジャパン・ハウス内にあってもいい」と思わせるほど、レストラン「NŌSU」(ノズ)は「今の日本」を感じさせる現代建築だ。  正直言って、ある程度以上の高級日本食レストランでは、食材や […]