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 2日に下院のCCJで行われたセルジオ・モロ法相への質疑は7時間にわたったが、終始、「混沌」とした状態で行われた。野党議員が浴びせた厳しい質問や罵声は過熱し過ぎた面も。その一方で、モロ氏を賞賛する下議たちもいた。ただ、それも行き過ぎで、ボカ・アベルタ下議(社会秩序共和党・PROS)に至っては、モロ氏にトロフィーを渡すという、同下議の名前通りの「開いた口がふさがらない」行為まで飛び出した。同CCJの委員長はボルソナロ大統領の社会自由党(PSL)のフェリペ・フランシスキーニ下議だが、1年生議員ばかりの同党議員では、こういう状態をまとめるのはさすがに難しいか。
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 2日夜、ボルソナロ大統領はベロ・オリゾンテのミネイロン・スタジアムに出向き、コパ・アメリカの準決勝を観戦したが、そこで罵声も浴びせられた。この日は、ボルソナロ氏が社会保障制度改革を巡り、自党のPSL議員から「裏切り者」と罵倒されたし、全幅の信頼を寄せるモロ法相も下院で「泥棒」と呼ばれるなど、散々だった。大統領の傍らには、大統領予備機内のコカイン問題で揺れるアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室長官の姿もあった。
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 ボルソナロ大統領は2日、そのエレーノ長官を擁護する発言を行った。スタジアムに共に行ったのも、その気持ちの表れだろう。エレーノ氏は大統領最大の腹心の一人だが、予備機からのコカイン発見後、大統領の次男カルロス、三男エドゥアルド両氏から批判を浴びていた。大統領は息子たちに「ノー」ということができるか。

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