サンパウロ市警は10日、人気サッカー選手、ネイマールを強姦罪に陥れようとしたモデルのナジーラ・トリンダーデ容疑者を中傷や詐欺などの容疑で告発した。
ナジーラ容疑者は6月に、「5月にパリのホテルでネイマールに強姦された」と訴えた。2人はインスタグラムで知り合い、ネイマールがパリのホテルに彼女を誘い出す形で会っていた。
だが、その際に、「ネイマールがコンドームを着用せず、性行為を強要した」「自分に暴力行為を働いた」として、サンパウロにある女性専門の警察署に訴えていた。
ナジーラ氏は6月6日にSBT局のニュース番組に顔と名前を公表して出演し、自分が録画したビデオも公表したが、そこに映っていたのは、ネイマールに対して暴力をふるう彼女の姿だった。
同容疑者はその後も、約束した証拠を提出できないなどの理由で、担当弁護士を2人失っており、「ネイマールを陥れるために訴えたのでは」と疑われていた。
同容疑者を中傷や裁判手続きでの詐欺行為などで告発したのは、第6女性専門署と共に捜査活動を行っていた市警第11署だ。この告発はネイマールの父親の訴えを受け入れたものだ。
また、ナジーラ容疑者からの訴えで、彼女の前夫エスチヴェンス・アウヴェス容疑者も、わいせつな映像をレポーターに公開した容疑と詐欺行為とで告発された。
ネイマールの強姦容疑に関する捜査は、検察の要請を受けた家庭内暴力担当判事が、8月8日に停止を決めている。(10日付フォーリャ紙電子版、同G1サイトなどより)