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アラス氏の連邦検察庁長官就任は民主主義の後退?

アウグスト・アラス氏(Justica Viva/TV Justica)

 世界的にも珍しい「ブラジル式民主主義」を象徴する慣習を無視――ボルソナロ大統領が5日、次期連邦検察庁特捜局(PGR)長官(日本式に言えば「検事総長」)に、3人リスト(lista triplice)にないアウグスト・アラス副長官(60)を指名したことで、司法界に危機意識が高まっている。
 14日付2面で報じた通り、ラケル・ドッジ同長官が本日17日で退任するにあたり、「21世紀における人類の大きな課題は、民主主義を殺さないことだと思っている。民主主義は発展もするが、後退もする。世界情勢において、自由民主主義後退の兆候を感じ取っている。ブラジルではそんなことは起きて欲しくない」と記者たちに語った。(https://www.nikkeyshimbun.jp/2019/190914-21brasil.html

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