ブラジル連邦政府は3日、犯罪防止法案(Pacote Anticrime)成立機運を高めるためのキャンペーンを開始した。3、4日付現地各紙、サイトが報じた。
ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)は当選後、人気判事だったセルジオ・モロ氏を法務大臣に抜擢。モロ法相が中心となって立案した犯罪防止法は2月に議会に提出されたが、社会保障制度改革の審議が優先されていたこともあり、犯罪防止法案は採決の目処が立っていない。議会はその間、汚職に甘い職権乱用防止法を通し、来年の地方選のルールを定めた法案でも汚職に甘い項目を承認した。