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むしろ「暴動」を煽りかねないボウソナロ政権の言動

ゲデス経済相(Jose Cruz/Agencia Brasil)

 「ボウソナロ政権は、むしろチリのような民衆暴動が起こってほしいのか」。ここ2週間くらい、同政権からは耳を疑うような言動が連発で、そう首を傾げざるを得ない▼その突破口を切ったのは大統領三男のエドゥアルド氏、そしてアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室(GSI)長官の「チリのような暴動がもし起こった際には軍政令第5条(AI5)を」と、軍政時代の悪名高き法律の再施行の擁護を行なったことだ▼これは左派の国民を怒らせたのみならず、国民全体をいらだたせた。ネットの統計では94%がこの発言に否定的なコメントを行なっていたという▼

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