ホーム | コラム | 樹海 | むしろ「暴動」を煽りかねないボウソナロ政権の言動

むしろ「暴動」を煽りかねないボウソナロ政権の言動

ゲデス経済相(Jose Cruz/Agencia Brasil)

 「ボウソナロ政権は、むしろチリのような民衆暴動が起こってほしいのか」。ここ2週間くらい、同政権からは耳を疑うような言動が連発で、そう首を傾げざるを得ない▼その突破口を切ったのは大統領三男のエドゥアルド氏、そしてアウグスト・エレーノ大統領府安全保障室(GSI)長官の「チリのような暴動がもし起こった際には軍政令第5条(AI5)を」と、軍政時代の悪名高き法律の再施行の擁護を行なったことだ▼これは左派の国民を怒らせたのみならず、国民全体をいらだたせた。ネットの統計では94%がこの発言に否定的なコメントを行なっていたという▼

※このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。 .
 会員登録はお済みですか? 会員について

こちらの記事もどうぞ

  • チリのような暴動は、ブラジルでも起きるか?2019年11月5日 チリのような暴動は、ブラジルでも起きるか? ▼「AI5もありえる」という暴言の背景  10月31日、ボウロナロ大統領の息子エドワルド連邦下議は、居丈高に「もしもチリで起きているようなことがブラジルで起き、飛行機のハイジャックや要人の誘拐にまで発展するようなら、現代版のAI5(軍政令)を作って対応する […]
  • 《ブラジル》若者や高齢者雇えば減税=政府が検討中の雇用促進策2019年10月31日 《ブラジル》若者や高齢者雇えば減税=政府が検討中の雇用促進策  景気回復が遅れ、失業率の改善も進まない中、連邦政府が雇用促進策の一つとして、若者や高齢者を雇った企業に対する減税を検討していると29日付現地紙サイトが報じた。  若者や高齢者への雇用促進策は、社会保障制度改革案承認後の経済政策の一つで、具体的な法案は経済省が近日中に議会に提 […]
  • 大統領選に立候補?〝中国愛〟を告白したドリア2019年8月13日 大統領選に立候補?〝中国愛〟を告白したドリア  10日(土)付エスタード紙は実に興味深い紙面になっていた。論説がのるA2面のトップ寄稿に、ジョアン・ドリア聖州知事が思いっきり〝中国愛〟をぶちまけていたからだ。  いわく《1万6千キロの距離、11時間の時差。サンパウロと北京の間にあるこの地理的障壁を越えて、今週、聖 […]
  • ボウソナロ政権、最初の100日で分かったこと2019年4月9日 ボウソナロ政権、最初の100日で分かったこと ▼スタートダッシュに失敗したボウソナロ    ボウソナロ政権はスタートダッシュ(最初から全力疾走)をするはずだったのに、逆に失速している。  ブラジルの場合、大統領は1月1日に任命されて働き始めるが、連邦議員が就任するのは2月初めで時差がある。さらに、この国の呆れた習慣の […]
  • 世界的企業JBSが政界裏幕を暴露=今度はテメル大統領に爆弾炸裂=ブラジリアは改革放って右往左往=聖市在住 橘 馨2017年5月23日 世界的企業JBSが政界裏幕を暴露=今度はテメル大統領に爆弾炸裂=ブラジリアは改革放って右往左往=聖市在住 橘 馨  5月に入って気候も良くなり、経済の面でも明るさが見えて来た。何ともパッとしないブラジルもこれで良い方に進むのかと期待していたら、おっとどっこい、行政の中心部に爆弾炸裂です。それで先週後半から大統領府の業務はストップ、政界の偉い先生方も右に走り左にあたりで、大混乱となっ […]