ホーム | コラム | 樹海 | 知られてしまった、ふたつの「からくり」

知られてしまった、ふたつの「からくり」

17日のデモの失敗を伝える冗談画像(ツイッターより)

 「勢いがなくなってきているな」。ボウソナロ大統領、ならびにセルジオ・モロ法相に関してそう感じさせる事態が、ここ2週続けて起こっている。それは、11月9日と17日に行なわれた、最高裁に対しての抗議デモ。ルーラ元大統領の釈放につながった、最高裁での「2審有罪後に刑執行か否か」の審理結果に対してのものだ▼審理前は、ヴィラス・ロボス元陸軍司令官が「ルーラが釈放されるようなことがあったら、ただじゃおかない」と脅しをかけるほど、緊迫していた。だから、8日にルーラ氏が釈放された際はコラム子も、翌9日に行なわれる反最高裁デモに関して、緊張感を持って見ていた▼

※このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。 .
 会員登録はお済みですか? 会員について

こちらの記事もどうぞ

  • 最高裁よ、お前もか!2019年10月1日 最高裁よ、お前もか! 新政権で後退し続ける汚職没滅の動き  最高裁が25、26日に行った審議により、今までに下されたラヴァ・ジャット作戦で摘発された有力者への有罪判決が30件以上も無効化されそうだ。「裁判所よ、おまえもか!」と言いたくなるような動きだ。  本紙28日付2面《最高裁=「LJ […]
  • ジャノーは自叙伝で何をしたかったのか?2019年10月4日 ジャノーは自叙伝で何をしたかったのか?  「全くもって、意味も狙いもわからない」。コラム子がそう言わずにいられないのが、元検察庁長官(2013~17年)のロドリゴ・ジャノー氏の自叙伝「ナーダ・メーノス・ケ・トゥード」だ▼9月下旬発売と言われつつ、まだ書店では見ないが、少なくともPDF版がマスコミには一斉に流れ […]
  • むしろ、ばらされた方が良かったこと2019年7月6日 むしろ、ばらされた方が良かったこと  セルジオ・モロ法相が苦境に立ち続けている。サイト「ジ・インターセプト・ブラジル」からの漏洩文書を使った追及を道義的な問題にする人は少なからずいる。だが、「漏洩内容は国民の関心のあるもの」として、2度もルーラ元大統領絡みの漏洩で名をはせた同氏の主張の説得性に対する国民の […]
  • アラス氏の連邦検察庁長官就任は民主主義の後退?2019年9月17日 アラス氏の連邦検察庁長官就任は民主主義の後退?  世界的にも珍しい「ブラジル式民主主義」を象徴する慣習を無視――ボウソナロ大統領が5日、次期連邦検察庁特捜局(PGR)長官(日本式に言えば「検事総長」)に、3人リスト(lista […]
  • 極右VS極左の仁義なき戦い2019年7月2日 極右VS極左の仁義なき戦い  「こんなシュール(超現実的、奇怪)な光景が見られるとは…」――6月19日に上院憲政委員会でなんと9時間にわたって繰り広げられた、セルジオ・モロ法相を問い詰める政治家たちの鬼気迫る様子をテレビで見ながらそう感じた。両手に余る汚職告発をかかえていつ監獄送りになってもおかし […]