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《ブラジル》南東部水害=ドセ川の増水で被害拡大=ダムへの警告期間も延期

軍警のリードで避難するミナス州住民(Divulgação/PMMG)

 【既報関連】ブラジル南東部では強い雨が残り、ミナス州の死者増加やドセ川の増水による被害拡大などが起きている中、国家鉱業庁は27日、ミナス、リオ、ゴイアス、エスピリトサントの4州のダムへの警告期間を延長したと27~28日付現地紙サイトが報じた。

 ミナス州ベロ・オリゾンテ大都市圏や東部などでは、28日朝までに、死者50人、行方不明者2人、負傷者65人が出ている。また、避難者は3万2144人(親戚などに身を寄せている人2万8043人、避難所生活者4101人)に増えた。同州での死者は、土砂崩れや家屋倒壊による犠牲者が大半だ。

 他方、ミナス州での豪雨によるドセ川の急激な増水と雨は、エスピリトサント州にも深刻な被害をもたらしている。27日朝6時過ぎに6・36メートルの水位上昇を記録したコラチナ市では、市内各地で、濁流にさらわれた冷蔵庫が塀の上まで持ち上げられた、車が流された、川沿いの家の裏手が崩れたなどの被害が続出。ゴヴェルナドール・ヴァラダレス市でも同日朝の水位は4・2メートルに及んだ。

 同州では28日朝の時点で、22市に冠水や土砂崩れの危険を示す最高位の警告が出ており、16市が緊急事態を宣言。27市での避難者は1万2千人を超えたが、死者は9人で増えていない。同州4市は、22日に連邦政府によって非常事態が認定されている。

 リオ州では、24日以降、北部と北西部の8市で洪水などが発生。28日現在の避難者は約1万5千人で、イタペルナ市では19歳の青年、ポルシウンクラ市では音楽家の男性が各々、溺死している。

 他方、国家鉱業庁は、23日に出した、南東部と中西部の4州にあるダムへの警告を31日まで延長した。特に懸念されているのは、ゴイアス州中央部/北部とエスピリトサント州沿岸部、ミナス州中央部/南部、リオ州山間部だという。

 エスピリトサント州アレグレ市では25日、フランシスコ・グロス水力発電所ダムに決壊の恐れが生じ、2500人以上に避難命令が出た。

 ミナス州バロン・デ・コカイス市でも、雨のため、スル・インフェリオルダムの危険度が2に引き上げられた。同市のスル・スペリオルダムの危険度は昨年、最高位の3に引き上げられている。

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