7月7日19時から「ミナス七夕日本まつり」がユーチューブ上で開催された。イベントは日伯技術文化連携協会(Associação de Cooperação em Cultura e Tecnologia Brasil-Japão)や在ベロオリゾンテ名誉領事館が主催し、同市役所や同市観光公社ベロツールがスポンサーとなり実施された。
同配信映像では、「七夕」について紹介する内容や地域の観光振興における文化施設の重要性の討論会などが納められ、前半には日系歌手のイザ・トヨタさんや西村たけしさんも出演した。
両氏の歌や踊りは同市パンプーリャ・エコロジー公園内の日本庭園等や日本移民記念館で撮影され、笹と短冊や七夕飾りを背に、トヨタさんは都はるみの「あなたの隣りで歩きたい」、西村さんはすぎもとまさとの「元禄花見踊り」を歌唱、また日本舞踊なども披露された。
七夕の伝承を解りやすくまとめたミニドラマも収録され、何故笹に願いを飾るようになったのか由来なども伝える。さらに観光ガイドのアナ・マリア・トーレス・フェレイラ・ヌネスさんが日本庭園や記念館について紹介した。
ライブイベントはユーチューブ上で配信された後も動画(https://www.youtube.com/watch?v=MF2CLnKQnCo)が公開されており、現在も視聴することが可能。言語はポルトガル語と手話が付く。
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ミナス州都ベロオリゾンテで行われたオンラインライブ「七夕まつり」の配信映像は、七夕の伝承をわかりやすくまとめたミニドラマが入っていることが特徴だ。男女の物語があることで、ブラジル人もイベントに親しみやすくなる。サンパウロの七夕祭りも盛大だが、演劇のような形で由来を伝えることはほとんどない。だから伝承を知るブラジル人や若い日系人もまだ少ないはず。同イベントのミニドラマのように由来を伝える工夫を、サンパウロでももっと試してみてはどうだろうか。