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グループ「幸」慈善ショー1日=歌手多数出演、スポーツ動画も

慈善ショーポスター

慈善ショーポスター

 8月1日(日)午前9時にカラオケ団体、グループ「幸(しあわせ)」が慈善ショーを開催する。カラオケ歌手約250人から参加費や個人からの寄付により、2万1980レアルが集まり、全額援協傘下の福祉施設に寄付した。
 寄付金は22日にリベルダーデ区援協ビル5階で開催された定例役員会で小切手として贈呈した。「カラオケ団体としてコロナ禍でも何か出来る事はないか」と考えた末、慈善ショーを開催する事になった。
 出演者は日系歌手の宮原ディルセ、平田ノブヒロ、水谷ペドロ、知花レナト、宮城ソランジュ、青柳たみえ、アベ・アツシ、西村たけし、早藤アレシャンドレ、土屋小百合、西村シンシアらが出演。
 踊り、太鼓、空手、茶道、野球・ソフトボールなども協力団体として参加。各団体が別の祭典の時に撮った動画や、同慈善ショーのために撮影した動画を提出し、歌以外も幅広く楽しめるプログラム構成となっている。
 原房子さんは「私達のグループは60代から70代が中心のメンバーです。パンデミックでも家から出ずフェスティバルや人へ貢献できて光栄です。家に籠ってばかりでは前に進めない」と開催への喜びを語る。
 「各自が出来る事を惜しまずに動いてくれて、グループ名の通り幸せに思います」と開催までの日々を振り返る。
 同グループの立ち上げは今年の3月。ところが設立発起人でもある加藤テレザさんが4月26日に新型コロナで亡くなり、原さんや仲間は身近な人の死に動揺し、活動できずにいた時期もあったという。
 その中でショックを乗り越え、5月頃に本格的な活動をはじめ開催に至った。原さんは「ご協力下さいました皆様へ心より厚くお礼申上げます」と万感の思いと共に感謝の言葉を改めて述べた。
 同ライブはユーチューブ(https://www.youtube.com/watch?v=Z2g0deYtbHc)で視聴できる。

 

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