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《ブラジル》ミナス州ウベルランジア市が服喪宣言=コロナ犠牲者を悼み

犠牲者が3千人を超えたとして服喪を宣言したポスター(Facebook/#PrefeituraDeUberlândia)

 ミナス州ウベルランジア市市役所が2日、新型コロナの犠牲者を悼み、遺族に共感の意を示すために、3日間喪に服すと宣言した。
 同市市役所のフェイスブックによると、同市では既に3千人以上の犠牲者が出ている。服喪を宣言するのに合わせて掲載されたポスターには、黒の背景に黒いリボンと共に、「新型コロナ犠牲者3千人以上の遺族の心中を想う」の言葉と市役所のロゴが配されている。
 市役所の投稿には早速、3千人以上を失った事への悲しみや、ワクチン接種が進んでいる事などでコロナ禍が終わったかのように振舞っている人達がいる事への懸念を表現するコメントが書き込まれている。
 ただ、同市では8月31日が市誕生から133年目の記念日で、楽団を乗せた車が市内を走るなどのイベントも行われた直後だけに、「人ごみを作るようなイベントを開催した後で服喪と言われても」と、複雑な心境をつづったコメントも見られた。

 8月31日付のメディア報道には、楽団のメンバーは全員がワクチン接種を終えている事などと共に、8月31日のイベントは「133年を記念したプレゼント」と記載されている。
 同市では8月29日にも、医療従事者や患者への顕彰のための楽団による医療機関訪問が行われた。
 同市でのコロナの犠牲者が3千人を超える事が誰の目にも明らかになった8月には、同市の市議達が、広場や道路、大通り、サッカー場などに犠牲者の名前をつけるプロジェクトを進めており、15日の時点では少なくとも25カ所に犠牲者の名前を冠したプレートが掲げられていると報じられた。
 服喪宣言が祝賀イベントと前後したのは確かだが、市長や市議達は自分達なりの方法で犠牲者やその遺族を偲び、その痛みを共有する事で、新たな犠牲者の発生を少しでも減らしたいと努めている。

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