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リベルダーデ友好会=和気藹々と懇談食事会開催=南東軍新司令官トマス大将迎え

懇談会に集まった日系団体役員と南東軍陸軍の35人

懇談会に集まった日系団体役員と南東軍陸軍の35人

 リベルダーデ友好会(平崎靖之会長)が主催するブラジル南東軍との懇談食事会が、10月28日夜に聖市のニッケイパラセホテルで開催された。日系団体役員や南東軍の軍人、桑名良輔在聖総領事など35人が参加した。
 南東軍からは指令官のトマス・ミゲル・ミネ・リベイロ陸軍大将、エドソン・マサユキ・ヒロシ少将、外渉担当のジョアン・バティスタ・ベゼラ・レオネル中将、フェルナンド中佐などが参加した。
 この懇談会は4月15日に同軍指令官に就任したトマス陸軍大将の歓迎会を兼ねており、初参加したトマス大将は挨拶で「日本と深い交流をしていきたい」と前向きな意思を見せ、「母方のおじに日系人がおり、関わりが深い存在」と打ち明け、和気藹々と懇談会が進められた。
 リベルダーデ友好会の平崎会長は「今回は桑名総領事も参加して南東軍の方々と交流されていました。27年間ほど軍とのお付き合いさせて頂いています。交流する場をこれからも作っていきたいです」と述べた。
 トマス大将は1960年、聖市生まれ。2019年12月に大将となった。1975年にカンピナスに本部を置く陸軍士官候補生予備校から陸軍に入隊。以降、1981年12月に歩兵部隊の下士官に任命され、南部軍第7機甲歩兵大隊、東部軍第26落下傘歩兵大隊、南部軍第33自動車化歩兵大隊などに所属してきた。
 アグリャス・ネグラス軍士官学校の歩兵科で講師のほか、落下歩兵隊のうち特殊な任務にあたる落下傘前哨部隊(CIA PREC Pqdt)の副司令官なども務めている。
 この他作戦任務では、国連ハイチ安定化ミッションで平和維持のため派遣された第7分遣隊で副隊長、2012年リオ州アレマン区で行われた平和維持部隊の指令官などを務めてきた。

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