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老ク連=定期総会=五十嵐氏が新会長に就任=「会員拡充目指したい」=4期8年=重岡会長が勇退

ニッケイ新聞 2010年2月19日付け

 ブラジル日系老人クラブ連合会(重岡康人会長)は「第31回老ク連定期総会」を1月29日、同連合会サロンで開催し、29のクラブの代表者を含む44人が出席した。同会では改選も行われ、新会長には五十嵐司氏が選出された。

 小坂誠副会長の司会のもと同会は進められ、まず先亡者に対し黙祷が捧げられた。重岡会長の挨拶の後、議長に五十嵐副会長が選出された。
 2009年度事業報告ではゲートボール大会(5月)、芸能祭(8月)、老人週間(10月)、カラオケ大会(11月)などの大きなイベントが大成功に終わったことが報告され、教養教室は活発に活動されていることも併せて報告された。
 中でもカラオケダンス愛好会は最多の参加人数で、2175人を数えた。続いて決算報告が行われ承認された。
 続いて2010年度事業計画案に移り、新たなものとして、芸能祭と同時に開催する、老ク連35周年記念式典・法要(8月)、地蔵祭り(8月)が予定されていると説明があった。
 質疑応答では、「芸能祭と記念式典を一緒に実施するのは無理がないか」との提案があり、持ち越しとなった。事業計画案は予算案と共に承認され、役員選出に移った。
 五十嵐副会長を会長候補とするシャッパが提出され、拍手で承認された。
 五十嵐新会長は、「ブラジルにいる日本人も高齢化が進み、老ク連に加入する予備軍がかなり多い。手分けして仲間を増やし、少しでも多くの人にクラブの楽しさ、有益さを知って欲しい」と述べた。
 総会の後は内山卓人正監査役の手品が披露され、JICAシニアボランティアの与古田徳造によるレクリエーション及び沖縄三味線で締めくくった。
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 新役員は次のとおり(一部)。会長=五十嵐司、第1副会長=小坂誠、第2副会長=古賀正倫、第3副会長=内海博、第1書記=松平和也、第2書記=纐纈蹟二、第1会計=上野美佐男、第2会計=西丸俊子、文化理事=玉井須美子、管理理事=田村福八、援護理事=中川浩巳、正監査=玉田伯夫、内山卓人、軽部孝子、顧問=真鍋次郎、三浦登、朝枝定、重岡康人、相談役=杉本正、森繁松。

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