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不況直撃、保見団地の今=山積みされた日本人の厚意

 日本有数の日系ブラジル人社会がある愛知県豊田市北部にある保見団地。全住人約一万一千人中、約三割をブラジル人が占めることで有名だ。そしてここは、創業以来初めて営業赤字を計上した世界最強の自動車メーカー、トヨタの企業城下町でもある。同社の下請け関連企業が集中する近隣市町村は「地域ごと倒産したみたい」(住民談)な寂しい雰囲気に覆われているという。ニッケイ新聞通信員の秋山郁美さん=愛知県在住=が手伝っている保見団地内のブラジル学校には、失業者向けの救援物資が届けられている。続々と集まる日本人からの厚意、そしてブラジル人住民たちのため息、危機にこそ見える真意を現地から伝える。(編集部)

不況直撃、保見団地の今=山積みされた日本人の厚意=連載《下》=「優しい人、涙が出そう」=危機で見える本当の心

ニッケイ新聞 2009年2月24日付け  【愛知県発】日本人ボランティアの佐久間由隆さんが届けられた救援物資の整理作業に追われている。同団地に住んでおり、以前からエコパフで木工などのものづくりの授業を担当していたが、今や日本人ボランティアの中心といえる。救援物資の整理を仕切る心強い存在になっている。  電話も静かなときがない。ほ ...

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不況直撃、保見団地の今=山積みされた日本人の厚意=連載《中》=粉ミルクや紙おむつまで=「みんなで力を合わせて」

ニッケイ新聞 2009年2月21日付け  【愛知県発】二月十四日、午前から名古屋や豊田からもボランティアが集まり、食糧を仕分けする作業が行われた。  どのくらいの人が集まるか想像がつかない。今回は数日前に行われた県営住宅の抽選にもれた人たちに集まるよう声をかけただけで、食糧を配ることは事前に宣伝していないのだ。  少ないスタッフ ...

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不況直撃、保見団地の今=山積みされた日本人の厚意=連載《上》=激減する伯人学校の生徒=各地から救援物資続々と

ニッケイ新聞 2009年2月20日付け  日本有数の日系ブラジル人社会がある愛知県豊田市北部にある保見団地。全住人約一万一千人中、約三割をブラジル人が占めることで有名だ。そしてここは、創業以来初めて営業赤字を計上した世界最強の自動車メーカー、トヨタの企業城下町でもある。同社の下請け関連企業が集中する近隣市町村は「地域ごと倒産した ...

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