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旧都で育むニッポン~ペトロポリス「BUNKA-SAI」~

 【リオ州ペトロポリス市発=田中詩穂記者】「日伯交流発展のため、日本文化を市民に知ってもらいたい」―。8月6日から今週末まで、リオ州ペトロポリス市で『日本文化祭2011』が開催中されている。企画・立案したのはペトロポリス日系協会。冒頭に紹介した安見清会長(71、茨城)、道子さん(73、東京)夫妻の熱意が込もった手作りの文化祭だ。市がほぼ予算全額にあたる5万レを捻出。驚くことに人口30万人のうち日系人はわずか0・1%に過ぎない。文化・習慣の違いによる様々な苦労に頭を抱えながらも奮闘する会員の取り組み、メインプログラムの様子、参加した人々の声を4回にわたり伝える。

旧都で育むニッポン~ペトロポリス「BUNKA-SAI」~(終)=ロマンス風「姥捨て山」?=伯人中心の珍しい文化祭

 日本の物語「姥捨て山」をもとに、非日系人が独自の脚本を書いて演じた芝居『Sabedoria dos Idosos(老人の知恵)』が14日午後6時から上演された。安見道子さんは、「老人を大切にというメッセージ。08年の日本祭りで上演して以来何度も公演していて、毎回満員になるほどの人気」と説明する。  脚本・演出のジョゼ・カルロス ...

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旧都で育むニッポン~ペトロポリス「BUNKA-SAI」~(3)=生け花、漫画、陶芸に熱い眼差し=震災支援の浄財も集まる

 午後からは、会場のラウル・デ・レオーニ文化センター内の展示を回った。開催期間中は盆栽、陶芸、こけしなどの各種展示のほか、様々なワークショップ、映画や演劇の上演が行われていた。  メインはやはり、今回の文化祭のテーマ「ガンバレ!日本」の一環、震災関連の展示だ。毎日新聞社提供の被災地の写真60枚に加え、日本の領事館を通じて外務省か ...

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旧都で育むニッポン~ペトロポリス「BUNKA-SAI」~(2)=リオ日系団体も駆けつけ=市が全面協力、「連帯のお返し」

 午前10時頃、リオ市郊外のバレンサ市から、太鼓とコーラスグループの一行が3時間半をかけてバスで到着。迎えた安見さんらが博物館内でカフェを振る舞った。  数年前に発足したバレンサ日伯協会は、約60人が所属、日系人に限らず日本に興味を持つ非日系人も。  開始時間が遅れそうになり、安見さんはやきもき。「もうすぐ始まりますので、早めに ...

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旧都で育むニッポン~ペトロポリス「BUNKA-SAI」~(1)=杉村公使ゆかりの土地で=日系人口わずか0・1%

【リオ州ペトロポリス市発=田中詩穂記者】「日伯交流発展のため、日本文化を市民に知ってもらいたい」—。8月6日から今週末まで、リオ州ペトロポリス市で『日本文化祭2011』が開催中されている。企画・立案したのはペトロポリス日系協会。冒頭に紹介した安見清会長(71、茨城)、道子さん(73、東京)夫妻の熱意が込もった手作りの文化祭だ。市 ...

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