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ウルグアイ 関連記事

花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=55

 マルガリーダ女史の亡きあと、「憩いの園」という名の老人ホームは、この人なくては成り立たなかったかも知れない。親に連れられて香川県から四歳で移住し、他に違わぬ同じように移民の大変な苦労をしたそうで、  「町まで二十キロの道を、叔父さんと売る馬を引いて歩き、疲れ果てるし、お腹は空くし、しくしく泣いた七歳の日、あの時外米のごはんに、 ...

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=52

 「お知り合いの住所をなくしたなんて、あなたの不注意よね、それがあればあるいは、別の道が開けたかもね」 「そうよ、何とかなったと思うわ」 「そのあと、どうしたの?」 「土地があるから、家を建てて住みなさい、持っているお金を出しなさいと、そう言われてね。二つの土地に二軒の家を建て始めたのよ」 「まあ、凄い! 一度に二軒の家を建てる ...

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=43

 このジャガイモ成金たちは、料亭内に一部屋借り切って、何週間も入り浸りだったそうだが、奥地から出てきて所用をかねての遊びと考えれば、ホテルもかねていたのではないかと思う。 「バタテイロやったうちのマリード(夫)が死んだ時、青柳のホステス達が焼香に列を成したものよ、自慢にもならんけど」とウルグアイから来た私が拠り所とした松岡春子は ...

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ウルグアイでも大統領選=バスケス前大統領が優勢

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=30

 ブラジルの下町の家々は、いまでもこのような色彩に塗られているが、それは強い太陽に嫌味なく合って、ある種のロマンさえも思わせてくれる。通りに面する窓のある部屋はサーラと呼ぶ居間であり、その奥が台所二階には二部屋と手洗いがある。ブラジルに着いていきなり高級住宅街の邸宅に居候として住み始めたこの頃の私は、これが棟割長屋の間取りである ...

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メルコスールで統一化=車のナンバープレート発表

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=28

 といってもブラジル人成功者の娘との縁も簡単なものではなかったはずで、簡単に親しくなれるのは日雇い人夫の娘であり、その虜になって結婚した青年も居たかも知れない。ブラジル人の娘のなかには実に魅力的な美しい娘がいるのだから。しかし、おおかたの青年が、「成功するまでの辛抱を分かち合い、共に耐えて生き抜いてくれるのは、祖国日本からくる花 ...

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過剰在庫が深刻化=工場と販売店に40万台=人員整理や集団休暇不可避

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=26

 松岡家は大家族で移住したらしく、兄弟のそれぞれが、独立して成功しているということが慣れるにしたがい分かり、出会うその成功者の誰もが土佐弁であり、土佐を全く知らない二世の息子や娘にいたるまで土佐弁で、大阪弁しか使えなくなっている私は赤面するばかりだった。 春子の孫達はまだ六、七歳だったが、一つのコロニーをなしている土佐弁の中で育 ...

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花嫁移民=海を渡った花嫁たちは=滝 友梨香=25

 女傑と言われる松岡春子の自宅はアルト・ディ・ピニェイロス区にあった。夜になって連れて行かれたために、どの様な区内かは判断出来なかったが、一夜明けて門から出て眺めると静かな住宅街であり、一軒一軒瀟洒に作られた邸宅ばかり並んでいた。このころ名前を知らない復活祭の頃に花が咲くので、アレルヤと呼ばれる街路樹が道に覆いかぶさり両の歩道に ...

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