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ブラジル人 関連記事

パウリスタ延長線戦後史1=子孫にとっての勝ち負け抗争=(終わり)=「家族の歴史に誇りを感じて」=郷土史家、修正申し出る

23歳とは思えない堂々たる議長ぶりを見せた青木カイオ市議

 「この60年間、今日のような話は一度も聞いたことがなかった」。山内明さんは証言台で、目に涙を滲ませながらそう感想を語った。「特にアドリアノ・ジョーゴ委員長の話だ。拷問や差別があっても、父母からブラジル政府への悪口は聞いたことはなかった。今日聞いた話は、現在のように敬意を持たれるまでになった日系社会が生まれるまでの、貴重な歴史の ...

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連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(172)

 法要が終わった一時間後、境内の施設で、このお寺を紹介した西谷副会長の奥さんと娘さんが田口聖子を偲ぶ茶会を用意していた。「お茶をどうぞ。このお寺の裏庭で摘まれ、住職ご自慢のお茶です」 美味しいお茶の話題が一段落したところで中嶋和尚が、「皆様、今日は田口聖子さん、戒名『聖正堂阿弥陀尼院』さんの法要に集まっていただき有難うございまし ...

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ブラジル映画の中のジャポネス=時代と共に変遷する役柄=(下)=今世紀は5年に一本の割合=「思想を持つ役が増えた」

 2005年に山崎千津薫監督がデビュー作の続編として作った『Gaijin -Ama me como sou』には、日本の役者や北米の日系俳優と共に出演した。その時ですら、ブラジル内に山崎監督が使いたくなる日系俳優は多くは育っていなかった。 「喜劇役者レナト・アラゴンが娘を主演させるために作った忍者映画では、僕が忍者の師匠役で世の ...

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マリンガ日本公園=定礎式から8年、ついに落成=式典で官民一体を象徴=日本文化の発信基地に=「コロニアの信頼のおかげ」

 【マリンガ発=小倉祐貴記者】移民百周年記念事業の一大企画だったパラナ州マリンガ市の「日本公園」が完全竣工し、12日午後2時半から同地で落成式が行われ、約千人が来場した。総敷地面積は約10万平米、半分以上を占める日本庭園はブラジル国内最大。500以上存在するという日本国外と比べても有数の規模だ。2006年5月10日(市制記念日) ...

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石井千秋さん柔道史刊行=『ブラジル柔道のパイオニア』=「リオ五輪でぜひメダルを」

著書を持つ石井千秋さん

「相撲史は2冊も出ているのに柔道史は一冊もないし、早稲田海外移住研以来50年の付き合いだった谷広海さんが昨年突然亡くなった。今のうちに記録を残さなきゃと思い、なんとか自費出版しました」。石井千秋さん(72、栃木)はそう切実な表情を浮かべた。この『ブラジル柔道のパイオニア』には前田光世、大河内辰夫、小川龍造、小野安一、内藤克俊、谷 ...

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リオ五輪で期待のブラジル柔道=強化・普及の源流を探る=(1)=ミュンヘン銅が起爆剤に=「石井千秋を帰化させろ!」

〝柔道の始祖〟嘉納治五郎

ニッケイ新聞 2014年2月5日 1908年の笠戸丸着伯以来、空手、剣道、相撲などの武道を含め、多くのスポーツが日本から当地に流入してきたが、柔道ほど非日系人に浸透し、テーラロッシャ(赤土)に根を張った競技はほかにない。昨年9月のリオ世界選手権ではついにブラジル人女性柔道家が金メダルを獲得する快挙を達成した。そして2年後のリオ五 ...

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柔道 上野順恵さんが帰国=「いつか必ず戻ってきたい」

 日本の柔道選手で、昨年開催されたロンドン五輪銅メダリストの上野順恵さん(30、北海道)が今月30日、勤務する三井住友海上保険のサンパウロ市拠点「ミツイ・スミトモ・セグーロス」での業務研修を終え帰国する。  毎日のポ語の勉強に加え、ミュンヘン五輪銅メダリストの石井千秋さんが経営する道場を中心に稽古にも参加。ブラジル人柔道愛好者ら ...

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県連日本祭り、明日開幕!=『地球に優しい技術と進歩』=戦後移住60周年式典も

第16回日本祭り ニッケイ新聞 2013年7月18日  ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)が主催する『第16回フェスティバル・ド・ジャポン』が19日から3日間、サンパウロ市イミグランテス展示場で開かれる。今回のテーマは「地球に優しい技術と進歩」。初日には、戦後の移住再開から60年を記念した「戦後移住60周年記念式典」 ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年6月6日  サンパウロやパラナなど日系人の多い州以外も含めた全24州でインタビューが行われた今回の世論調査。「日本への関心分野」という項目で科学技術という回答が過半数を占めたことは本文中でも紹介したが、なんと次点は33%の「武道」。耳子が一番だと予想していた日本食は26%で4番目という少々意外な結果だった ...

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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 7…東洋街生まれの「フジエ」…中田 みちよ=第1回=意思表示する戦後日系女性

ニッケイ新聞 2013年5月21日  「フジエ」では、日系人を親友にもったガイジンの目を通して、戦後の日系社会を垣間見ることができます。柔道、邦画館、そして写真館。これまでものすごく無愛想か、でなければニコニコ笑ってばかりいた日系娘が、この小説では意思表示をするようになり、それもガイジンの青年を誘惑するという形で登場。かつての健 ...

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