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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年6月6日

 サンパウロやパラナなど日系人の多い州以外も含めた全24州でインタビューが行われた今回の世論調査。「日本への関心分野」という項目で科学技術という回答が過半数を占めたことは本文中でも紹介したが、なんと次点は33%の「武道」。耳子が一番だと予想していた日本食は26%で4番目という少々意外な結果だった。昨年あったロンドンオリンピックで、ブラジル柔道代表が大活躍したことが関係しているのだろうか? 
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 サッカー日本代表がW杯への出場を決めたことを受け、ブラジル人集住地域の群馬県大泉町でもお祝いムードが高まっている。NHKニュースサイトが報じた。垂れ幕を掲げたブラジル料理店では、店員が日本代表の青色タオルを巻いて出迎え、ガラナジュースを無料でふるまったとか。
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 「納豆といえば健康食品なのになあ…」と知人がぼやいた。先日ブラジル産の納豆を一口食べた途端、「ひどい薬品の味がしたから全部捨てた」とか。彼によれば当地では、発酵のスピードをあげるため薬品が使われる場合がある。確かに医薬品にしても農薬にしても、ブラジルは薬をよく使う。最近はオーガニック食品もよく出回っているので、健康管理は責任を持って自分で、が当地の鉄則か。

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