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連載小説=日本の水が飲みたい=広橋勝造=(172)

 法要が終わった一時間後、境内の施設で、このお寺を紹介した西谷副会長の奥さんと娘さんが田口聖子を偲ぶ茶会を用意していた。「お茶をどうぞ。このお寺の裏庭で摘まれ、住職ご自慢のお茶です」 美味しいお茶の話題が一段落したところで中嶋和尚が、「皆様、今日は田口聖子さん、戒名『聖正堂阿弥陀尼院』さんの法要に集まっていただき有難うございまし ...

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県連代表者会議=日本祭にW杯観戦ブース=県人会活性化に懇談会開始

 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の5月度代表者会議が先月29日、文協ビルの県連会議室で開かれ、各県人会の代表者約40人が出席した。 「第17回日本祭り」の進捗報告を山田康夫同祭実行委員長(滋賀)が行った。前回の会議で郷土料理出展不参加を表明した静岡、茨城、島根に続き、愛媛も「手伝う人が足りない」との理由で不参加を ...

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■訃報■「太陽堂」創業者 藤田芳郎さん

 リベルダーデの日系書店「太陽堂」の創業者、藤田芳郎さんが3日午前11時ごろ、サンパウロ市のプレベント・セニオール病院で多臓器不全のため逝去した。4日にサンパウロ市モルンビー墓地で葬儀が執り行われ、同墓地に埋葬された。享年94。 1920年1月に福島県白河郡で生まれた。34年、14歳の時に家族と共に渡伯し、北パラナ州のトレス・バ ...

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ブラジル映画の中のジャポネス=時代と共に変遷する役柄=(下)=今世紀は5年に一本の割合=「思想を持つ役が増えた」

 2005年に山崎千津薫監督がデビュー作の続編として作った『Gaijin -Ama me como sou』には、日本の役者や北米の日系俳優と共に出演した。その時ですら、ブラジル内に山崎監督が使いたくなる日系俳優は多くは育っていなかった。 「喜劇役者レナト・アラゴンが娘を主演させるために作った忍者映画では、僕が忍者の師匠役で世の ...

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ブラジルドラマの中のジャポネス=時代と共に変遷する役柄=(上)=唯一の日本生まれの俳優=金子謙一「パステル屋から師匠に」

金子謙一

 「日本から来て、こちらの映画でずっと俳優をしている日本人は僕だけ」。画家の金子謙一(79、神奈川)はそんな不思議な経歴紹介をする。公開されたばかりの映画『グランデ・ビットリア』では柔道師匠役を演じた。文句なしに日本人で最多のブラジル映画出演本数約13本を誇る。「役柄は時代と共に変わってきた。最初はパステル屋、洗濯屋、密売人とか ...

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島流し物語=監獄島アンシェッタ抑留記=特別寄稿=日高徳一=(12)=ブラジル人囚人の強者と格闘試合=精鋭3人が日本人の名をかけ

1932年に聖市近郊タボン相撲大会で土俵入りする上位力士の様子 《『ブラジル日本相撲史』(中村東民、1978年)より》

あの社会では何人も人を殺めたり、刑の重い者、力の有る者が上に立つのである。だから、「この際押さえて置かぬと彼等がのさばる様になるから」と話がきまり、受けて立つ事になった。 一騎当千の豪傑が10名程居られたが、名指しする訳にもゆかず、年長者が「この際、皆の為に試合を受けてくれる者はいないだろうか」と話されると、あの時代の日本人は「 ...

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アセンボが恒例大運動会=老若男女8千人が大奮闘

子どもたちも大活躍

 オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO)が4日、恒例の「家族慰安大運動会」を開催した。晴天に恵まれる中、老若男女約8千人が集まり、競技を通して交流を深めた。コンチネンタル、イタペヴィ、バルエリ、コチア、ジャグアレーなど近隣の市からも参加があった。 同文協が所有する運動場は、2万8千平米とコロニア有数の広さ。同文協では全伯陸上選 ...

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樹海

 先週末から公開中の映画『グランデ・ビットリア(偉大な勝利)』(ステファノ・ラピエトラ監督)を見た。もう日本ですら久しく作られていない柔道映画が、ブラジルで制作されたことに深い感慨を覚えた。「移民が伝えた東洋哲学がブラジル文化を補完する」との図式が見事に当てはまる作品だ▼父に捨てられた母子家庭の少年が、学校でケンカばかりして退学 ...

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映画『Grande Vitoria』公開=柔道哲学で人生の夢実現へ=原作者トロンビーニさん語る=荒れた少年時代乗り越え

案内のため来社した馬欠場さん、マックスさん、講道館有段者会の会長・関根隆範さん

 柔道を通した少年の成長を描いた映画『グランデ・ビットリア(Grande Vitoria、偉大な勝利)』の全国公開が8日に始まった。サンパウロ州ウバツーバ市の父親不在の貧しい家庭で苦難の幼少期を過ごすが、柔道に出会い更正していくマックス・トロンビーニさん(45)の自伝『Aprendiz de Samurai』(侍の修行、Edit ...

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コチア青年=着伯50周年同船者会=63年着も合同で18日

 1964年2月6日に着伯したコチア青年第2次25回による『移住50周年記念 あるぜんちな丸同船者会』が、18日午前11時から宮城県人会会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で開催される。 第2次25回のメンバーは21人と少数のため、63年5月14日に「さくら丸」で着伯した第2次21回(21人)と合同で ...

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